10年後 その危機は何か?
日本人のノーベル賞受賞は、昨年の物理学賞 梶田隆章 医学生理学賞の大村智氏を合わせると、21世紀の自然科学分野では、米国に次ぐ第二であるとのこと。 日本人として、大変名誉におもいます。 しかし違った角度から見ると、喜んで
中国の海洋戦略(その1)――接近阻止・領域拒否戦略(下)
前回は、接近阻止・領域拒否戦略の概要、同戦略を採用した経緯・動機、同戦略の目的などについて説明した。引き続き、同戦略についての説明を継続する。 非対称戦争の追求 接近阻止・領域拒否戦略の最大の特色は、人民解放軍が米軍
グレンコアショックとサイモン マレー氏
年の初めでもあり今回は少し趣向を変えて中国発の素材デフレに揺れたスイスの世界最大の資源商社グレンコア社と、80代後半から90年代にかけて香港で活躍したSimon Murray氏について書いてみたい。グレンコアについてはす
成長戦略を活かす「リスク・マネジメントと保険の手配」(その10) 成長戦略「M&A」のリスク
アベノミクスで元気を取り戻した日本企業の成長戦略に「M&A」があるが、円安の進行で以前より買収案件の割高感が強まっているにもかかわらず、本年度(2015年)も銀行や保険会社大手の金融機関が先を争うように海外大型買
右脳インタビュー 加藤幹之
片岡: 今月の右脳インタビューはIntellectual Ventures社(以下、IV)上級副社長(EVP)兼 日本総代表の加藤幹之さんです。本日は知的財産についてお伺いしていきたいと思います。 加藤: 1
中国の海洋戦略(その1)―(接近阻止領域拒否戦略(上))
中国人民解放軍の接近阻止・領域拒否(Anti-Access/Area Denial, A2/AD)戦略について、二回に分けて説明する。 接近阻止・領域拒否戦略の概要 人民解放軍は、台湾有事や尖閣諸島などの領土紛争がエ
中国の海洋戦略――マハンに倣う四つの戦略(施策)
前回まで、中国海軍の今日までの歩みと近代化の状況などについて説明した。次は中国の海洋戦略について述べたい。 習近平政権も海洋進出に強い意欲 中国海軍の近代化とその戦略は密接不可分である。中国海軍の近代化は、その戦略を