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経済・金融・ビジネス
「我が国の歴史を振り返る」(47) 戦争は「石油」で始まり、「石油」で決まる。
▼はじめに(新型コロナの再拡大について) 再び、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めたように見受けらますので、久しぶりに、冒頭で新型コロナを取り上げてみました。 確かに感染者の拡大だけをみると「第2波到来」のような雰囲
「我が国の歴史を振り返る」(46) 「ノモンハン事件」勃発と停戦
▼はじめに 普段、「戦史」のようなものに接する機会のない読者の皆様には、今回の内容はなかなか理解困難かと思います。毎回、「戦史」の紹介の場面になると、まるで“職業病”のように血が騒ぎ、筆が走ります。申し訳ありません。
(第313号) 「コロナ」後の日本、遅きに失してもデジタル化を
新型コロナウイルス感染リスクが依然収まらず不安定な状況が続き、鬱屈(うっくつ)とした気分が続く中で最近、日本を思わず元気にする話が飛び込んできた。 理化学研究所の新型スーパーコンピューター「富岳」が計算速度で世界一の座を
「我が国の歴史を振り返る」(44) 危機迫る“欧州情勢”と「第2次世界大戦」勃発
▼はじめに 現役時代に戦史研究の一つとして学んだ記憶もあって、いきなり「ノモンハン事件」に入るつもりでしたが、今まで目を通すことがなかった『ノモンハンの夏』(半藤一利著)にはどのように記載されているかを知りたくなり、急
ポスト・コロナの組織運営
いまから四半世紀以上も前になるが、1992年9月、私が当時社長を務めていた(株)日本総合研究所でノーベル化学賞のブリュッセル自由大学教授イリヤ・プリゴジン博士を招聘してシンポジウムを開催したことがある。その翌日、昼食をは
深まる米中の対立とグローバル経済
― 目次 - はじめに 問われるグローバル経済のかたち ——- P.2 ・そろり動き出した世界経済 ・Goodbye globalization第1章 深まる米中対立と世界経済
「我が国の歴史を振り返る」(40) 「盧溝橋事件」から「支那事変」へ
▼はじめに 記念すべき40回目の発信となりました。読者の皆様にはいつもお付き合いいただき心より感謝申し上げます。歴史の素人の私が様々な歴史書を読み漁ってからだいぶ時が経ちますが、歴史研究家の皆様のご苦労に思いが至るのが
「我が国の歴史を振り返る」(39) 「二・二六事件」の背景と影響
▼はじめに(「大正デモクラシー」終焉が意味するもの) 前回、「五・一五事件」で犬養毅首相が暗殺され、「大正デモクラシー」は短い生命を終えたことを紹介しましたが、“そのような事象がその後の我が国の歴史にいかなる影響を及ぼし