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深まる米中の対立とグローバル経済

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― 目次 -

はじめに 問われるグローバル経済のかたち       ——- P.2
 ・そろり動き出した世界経済
 ・Goodbye globalization
第1章 深まる米中対立と世界経済               ——– P.4
1.米中対立の実状
(1)「トウキデイデスの罠」を映す米中対立の実際(2)米中対立の構図はイデオロギー対立へ
(3)米中対立を激化させた香港問題
  ・2020G7サミット会議、9月延期開催の真相
2.米中対立の行方
第2章 差別抗議デモと、米大統領選の行方       —— P.8
1.米各地で広がる抗議デモとトランプ氏の行動様式
 ・トランプ氏、選挙集会再開
2.民主党に求められる課題
 ・有権者の行動
3.中国に映るトランプ/バイデン両氏の実像
おわりに これからの日本を考える               —– P.11
 ・自立する外交
 ・佐伯啓思氏の主張

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はじめに 問われるグローバル経済のかたち

・そろり動き出した世界経済 コロナ・パンデミックに覆われた2020年の前半、半年が過ぎるなか、世界は、それまでのコロナ対策として進めてきた行動規制を緩和し、そろり経済活動再開を目指す処です。勿論、パンデミックの第2波、第3波の襲来可能性が想定される処です。と云う事はコロナ菌が完全消滅したわけでなく、従って、当分、各国とも「感染拡大防御の体制」を固めながら「経済活動の再稼働」を目指す、つまりdouble standardの堅持が求められる処です。その際のkey wordがsocial distance。ただ生活、経済の両面でそれが行動規範となると、仮にコロナが収束したとしても、経済はコロナ以前の状態には戻ることはなさそうです‥‥

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