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経営・ガバナンス
日本の電機産業は今や生き残りの分岐点、強み・弱み見極め完全自前主義と決別を
日本の産業群で今、地殻変動が起こりつつある。技術力に裏打ちされた国際競争力を武器に、外貨稼ぎができる業種は自動車と電機と言われた時期が長く続いたが、このうち白物家電産業が韓国、台湾、中国の追い上げ攻勢に太刀打ちできず、シ
コーポレートガバナンス元年から一年(中)~株式持ち合い解消を 考える
上場会社同士が株式をお互いに持ち合えば、株主総会における議決権による監視機能が形骸化して損なわれ、さらには経営の歪曲化を招く危険性が指摘されている。「物言わぬ株主」の比率が高まることで、コーポレート・ガバナンスの基本が毀
コーポレートガバナンス元年から一年(上)~株主総会を考える
アベノミクスによる成長戦略目玉の一つとして打ち出された「コーポレート・ガバナンス・コード(CGコード)」が東証上場企業に導入されたのは昨年6月のことである。 ほとんどすべての上場企業でコポレート・ガバナンスのあり方につい
右脳インタビュー 鮫島正洋 内田・鮫島法律事務所 パートナー弁護士・弁理士
片岡: 今月のインタビューは鮫島正洋さんです。本日は知的財産についてお伺いしたいと思います。宜しくお願い申し上げます。 鮫島: まず全体的な話からすると、嘗ては日米欧三極が世界のGDPの70%近くを占め、特許
BREXIT、英国は ‘EUからの離脱’を選択した
― 6月23日のBREXIT国民投票では、英国はEUからの離脱を選択しました。先の5月論稿では一定の期待をもって、論述しましたが、今回の決定はまさに驚き以外の何ものでもなく、世界は今、第2次大戦終結以来の「大変」にありま
香港を代表する企業 Li & FungのビジネスモデルをCITICは超えられるのか
前回アジアについて説明したが、中国でcheap laborを使って大量に物を作るbusiness modelを実践したのがLi & Fung(利豊)だ。ここ数年来徹底したrestructuringを行ってきたが、