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アドバイザーの部屋
マハン海軍戦略(その1)――マハン著「海上戦略史論」登場の時代的背景
マハン提督に出会う!? ハーバード大学遊学中の2006年夏、マハンの「海上戦略史論」を読んだ。米国で安全保障や戦略に関わる論文やハーバード大学における講義等を見聞する際に、マハンの著作はよく引用されており、今日におい
国政報告2015年7月
日頃から大変お世話になっています。 先月につづき、外交の話になります。 国益にかなわぬ「地球規模の日米同盟」 まず、先月号でも主張したとおり、安倍総理が米国議会で「地球規 模の日米同盟」を約束したことは、まったく国益にか
アジアの銀行は、急速にIT装備を強化
ICT(Information and Communication Technology)の進歩の度合は、近年一段と加速化しており、金融業務もこれを取り入れるかたちで、急速に変容を遂げている。 米国では、インターネット
右脳インタビュー 松元崇
片岡: 今月の右脳インタビューは松元崇さんです。それでは「リスク・オン経済」についてお聞きしながらインタビューを始めたいと思います。 松元: 最近、経済ニュースでもリスク・オン、リスク・オフという言葉が
再び中国の過剰について
本稿でも何度か中国の過剰生産設備、在庫について書いたが一向に改善の兆しはない、この問題は既に何年も前から指摘されているが国内での過剰の波が近隣諸国を襲っている構図に変化はない。雇用問題があるので大なたを振るうわけにも行か
第107回 第2版国際法務シリーズ:号外版:「サムの息子法」(続)
今回は「号外版」です。第30回から第32回にかけて取り上げました「サムの息子法」が、突然、いわゆる酒鬼薔薇事件を契機として日本のマスコミで問題になりました。たとえば、平成27年6月20日の読売新聞(朝刊)の36面は、「元
原油安に揺れるロシアのエネルギー問題
はじめに 一国のエネルギー戦略は、自国のエネルギー資源腑存量および国内市場によってある程度規定される。その好例がロシア連邦だ。膨大なエネルギー資源はロシアにとって最大の戦略物資である。BP統計(2015年)によると、20
西への衝動
西への衝動 自衛隊退官直後、ハーバード大学アジアセンターの上級客員研究員として、2年間(05~07年)遊学させて頂いた。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者、ボーゲル教授邸の3階を借りて住んだ。2階には当