Posts In Category

戦略論・戦略関連講座

2015年12月8日の講演資料です。 講演内容 ① 「遊撃戦論」と「ランチェスター」で読み解く桶狭間合戦 ② 「兵法」と「経営」

本稿以降、中国に目を転じ、同国がマハンの理論に基づく海洋戦略を採用し、巨大な海軍の建設を行っていることを中心に順次説明してみたい。最初に、現在の中国とマハン当時の米国の戦略環境の類似点と相違点について分析したい。まずは類

 「両雄並び立たず」 オバマ大統領は、2012年1月5日、アジア太平洋地域での軍事的なプレゼンスを強化する内容の新国防戦略を発表した。 米国はなぜアジア太平洋地域を重視視するのだろうか。それは「中国の台頭」に対抗するた

 中国が依拠する三人の「M」 今日中国が依拠する三人の「M」がいる。毛沢東、マルクス、そしてマハンである。毛沢東とマルクスが中国と如何に関わっているかについては説明の必要も無いだろう。意外に思われるのがマハンであろう。

 メッケル少佐――帝国陸軍の「お雇い外国人」 明治政府は「富国強兵(殖産興業と軍の近代化)」を大戦略として、欧米の先進技術や学問、制度を輸入するために「お雇い外国人」を招聘した。 陸軍は、ドイツ帝国にその指南を要請し、

軍事戦略の策定過程は、下位の軍事力運用の基本を律する極めて重要な段階であり、戦略策定は、指揮官が自らの責任において実施するのが基本である。他の戦略の策定過程も同様であり、最高意思決定者が自らの責任において実施しなければな

 黄禍論とは何か 黄禍論とは、マハンとルーズベルトが活動した19世紀半ばから20世紀前半にかけてアメリカや欧州などの白人国家において現れた、「黄色人種脅威論、人種差別の一種」である。黄禍論の根底には、「白人に比べ黄色人

 マハンの良き理解者――ルーズベルト マハンの戦略理論がいくらアメリカにとって、価値あるものであっても、国策として採用されなければ、単なる「理論」として終わり、その著書「海上権力史論」も海軍大学校などの図書館の中で、古

マハンがこの本に込めた思い マハンが、この本を書いた目的や意図は何だったのだろうか。マハンは、「海上権力史論」の刊行に当たって、次のように書いている。 「海軍大学で海軍史の講義の依頼を受けた時、最近の技術的発展の著しい海

天・地・人 既に述べたように、古来より、事を成すには、「天の時(時代的背景)」、「地の利(立地条件)」、「人の和(人的要素)」という3つの条件が必要だといわれる。前回、前々回とマハンの「海上戦略史論」が世に出た(1890

戦略とは何かについては、古来幾多の見解がある。ジョミニ(1779-1869)は「国家の防衛、敵国侵襲のため戦地において適当に兵軍を運用する術」とし、同時代のクラウゼヴィッツ(1780-1831)は、「戦争目的のためにする

前言 人類史は戦争の歴史 あらゆる生き物や国家・組織にとって「生きる事」はすなわち「戦うこと」――生存競争に勝ち残り種をのこすこと   「如何にすれば勝利できるか?」永遠のテーマ このニーズに応えるのが戦略・戦

  古来より、事を成すには、「天の時(時代的背景)」「地の利(立地条件)」「人の和(人的要素)」という3つの条件が必要だといわれる。前回、「天の時」に着目して、マハンの「海上戦略史論」が世に出た(1890年)し

 マハン提督に出会う!? ハーバード大学遊学中の2006年夏、マハンの「海上戦略史論」を読んだ。米国で安全保障や戦略に関わる論文やハーバード大学における講義等を見聞する際に、マハンの著作はよく引用されており、今日におい

  西への衝動 自衛隊退官直後、ハーバード大学アジアセンターの上級客員研究員として、2年間(05~07年)遊学させて頂いた。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者、ボーゲル教授邸の3階を借りて住んだ。2階には当

我が国は、安保条約により米国に国運・国防を大きく依存することになっている。米国と言えば、一体的な国家のように思えるかもしれないが、実はそうではない。政治の分野を例にとっても、民主党と共和党という二大政党がある。いずれが大

  相手国を十分に知ることが「同盟」関係の前提 結婚とは、男女が運命を共にする契りを結ぶことです。だから、結婚をする時には、お互いに運命を共にするに値する相手であるかどうか、相手の氏素性・来歴――個人情報――を

2012年6月13日付朝日新聞によれば、中国は昨年8月、弾道ミサイルの運搬・発射用の大型特殊車両4両を北朝鮮に 輸出していたとのこと。 当然この輸出は、国連安全保障理事会制裁決議に違反する。決議に反する対北支援を一貫して