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安全保障・危機管理関係者

光陰矢のごとし――霞の向うに遠ざかる記憶 今年、地下鉄サリン事件から20周年を迎える。あの事件で、一切の状況不明な混乱の中から始まった除染作戦、未知・未経験の領域で指揮を取る上での不安、隊員の命を預かる重責、怒涛の勢いで

アベノミクスも日銀による金融政策の限界で何やら不透明となってきたこの時期に、二つの大きな出来事が起こった。一つは、それこそ想定外地域・熊本での大地震である。今回の布田川断層帯の30年以内の地震確率は何と0.9%だったこと

平成27年9月29日   中国の軍事的な拡大が世界の注目を集めている。アジアで中国と並ぶ軍事大国として台頭しつつあるインドに対し、中国がインドの安全保障戦略をどのように見ているかを、中国側の公開文献に基づき検証

朝鮮半島の地政学第1則「大陸国家・中国への従属性」から派生する、「韓国の“二股外交”」について説明したい。 朴槿惠大統領の“二股外交” 韓国の朴槿惠大統領は、米国と中国を両天秤にかけながら狡猾に“二股外交”を展開している

我が国の危機管理体制一般について言えることだが、憲法に緊急事態条項がないことに端的に象徴されているように、我が国には「危機を想定し、それに備える」ための危機管理体制が本質的に欠落していると言える。もちろん、防災・減災など

  昨年成立した「平和安保法制」を「戦争法」とし、その破棄を求める動きが野党を中心に政治課題として喧伝されている。しかし、本当に「戦争法」と言えるのか否かは、同法制制定の背景事情、法制の概要と改正点、残された課

一〇月一〇日に行われた朝鮮労働党創建六〇周年記念日の軍事パレードでは、衛星画像から、近くのビョンヤン空港に約八〇〇のテント、七〇〇のトラック、二〇〇の装甲車が集結したとされ、過去最大規模であったと見積もられている[1]。

朝鮮半島の地政学・第一則――「大陸国家・中国への従属性」から、派生する中朝関係は「冊封」であり、朝鮮人の「事大主義」と「小中華思想」につながる。今回はこれについて説明する。  イデオロギーとは インターネット最大の情報

   狼少年(イソップ童話) 皆様は、子供の頃、イソップ童話の「狼少年」の話を聞いたことがあるだろう。筆者は、地震予知をめぐる論議を聞くたびに、この「狼少年」の話を思い出す。メディアが、一部の地震学者の説をも

 北朝鮮の弾道ミサイル発射 北朝鮮は2月7日午前、事実上の長距離弾道ミサイル「光明星号」の発射を敢行した。これについて、多くの専門家は「成功」と見ている。韓国の韓民求国防相は、ミサイルの射程は最大で1万3000キロに達す

「10年」という単位で考えた場合、いささか宗教的になりますが、人類が抱える最大の危機は「平和」で、そこには三つの視点があります。   人間一人ひとりの心の平和 例えば米国では、今、マンハッタンの住人の4人に一人

  エネルギーをミサイル弾頭などの一点に集中して破壊するための兵器は、総称して指向性エネルギー兵器と呼ばれている。レーザー以外に電磁パルス、レールガンなどを利用した兵器が研究開発され、一部は実用化されている。

 総理官邸屋上に「ドローン」落下 4月22日、総理官邸屋上に小型の無人機「ドローン」が落下しているのが見つかった。 これに先立つ1月には、ホワイトハウスの敷地内でも墜落したドローンが見つかっている。日本ではこれまで、ロ

 中国大陸にくっ付いた“盲腸”の様な朝鮮半島 朝鮮半島は、ウサギの形に似ているといわれ、ウサギの形をした朝鮮半島は巨大な“雄鶏の形”をした中国大陸に“盲腸”のようにくっ付いている状態だ。因みに、2011年4月、中国のイ

  日銀のゼロ金利政策というサプライズが今のところ思わぬ円高基調への変換と株安をもたらすという状況を生み出し、アベノミクスにも先行き不透明感が出てきて、好調を予想されていた3月決算に暗雲が立ち込み始めた。急速な

  片岡:  今月のインタビューは杉之尾宣生さんです。「撤退」についてお伺いしながらインタビューをはじめたいと思います。宜しくお願いします。 杉之尾: 撤退の難しさは軍隊に限るものではなく、あらゆる組織は、一度

地下鉄サリン事件の除染作戦についての講演資料です。 (2011年11月16日)  

これまで二回にわたり、情報分析における地政学の重要性を指摘したが、今回は地政学について説明したい。  地政学でニュースの“深読み”ができる 「これから朝鮮半島情勢はどのように展開するだろうか?」、「日本と韓国の関係は益

 王様は“占い師”がお好き 人生、オギャーと誕生した瞬間から様々な脅威・リスクと向き合うことになる。人生は不確実性に満ち、不安で一杯だ。これは人間個人についてもいえるが、家族、会社、社会、更には国家においても同じだ。歴

これまで、マハンの海洋戦略とそれを応用・実践する中国海軍について書いてきた。今回からは、「朝鮮半島の地政学」を提示し、それをもとに現在の情勢を読み解くこととしたい。 陸上自衛隊の戦術――幹部学校指揮幕僚課程での戦術教育

 米中はアジア・太平洋地域で激突――日本の国難 前々回と前回、米国と中国のアジア・太平洋戦略について述べた。中国は軍事・経済の両分野で急激に台頭し、その「パワー」を背景に南シナ海・東シナ海における挑発行為をエスカレート

 インタビューの概要 「中国の香港明報という新聞から福山さんにインタビュー・録画したいとの電話がありました。応じますか」と、潮書房光人社の担当部長から昨年の7月半ばに電話があった。 その電話によれば、先方は、5月に上梓

前回「習近平の野望」と題し、中国のアメリカに対する挑戦の目的・目標について書いた。中国は、アメリカに対し「新しい大国関係」を認めさせ、世界の富が集中するアジアからアメリカを追い出し、西太平洋を含むアジアを中国の影響下に置

これまで、アメリカの戦略家マハン提督のシーパワーに着目した海軍戦略について説明し、引き続き、実は中国がマハンの海軍戦略の忠実な門徒として海軍を設計・拡張していることを説明してきた。しからば、習近平・中国共産党指導部は、こ