Posts In Category
アドバイザーの部屋
「我が国の歴史を振り返る」(11) 江戸幕府滅亡への道行き
▼「太平天国の乱」と「第2次アヘン戦争」 今回は、いきなり本文に入りましょう。まず19世紀後半の隣国・清の状況です。 1851年、清が衰退する原因となった「太平天国の乱」が発生します。洪秀全(こうしゅうぜん)を天王とする
世界はGlobal Supply Shocks、企業はNew Mantra
はじめに Japanification ・日本型景気後退に向かう? グローバル経済 8月28日付け英紙 Financial Times は`Investors fear Japan’s stagflation malai
鉄鋼 世界で供給過剰
世界の鉄鋼市場が米国の輸入関税騒動をきっかけに分断され供給過剰がおきている。今年1~6月の世界の粗鋼生産量は最大の生産国である中国の伸びが過去最高となった。中国は国内景気対策で増産が続く一方あふれた鋼材が輸出されアジアな
「我が国の歴史を振り返る」(10) 「ペリー来航」と開国
▼はじめに 本歴史シリーズを発信開始してから、記念すべき第10回目となりました。読者の皆様はいつもご愛読ありがとうございます。まだまだ“序章”にしか過ぎませんが、幕末ぐらいから、日本史と世界史の“横のつながり”と日本史
ジム・ロジャーズの教訓から我が人生を顧みる
ジム・ロジャーズと言えば、世界三大投資家とされる人物で、筆者のような貧乏学者にはあまり縁がなさそうに思えるが、この1月(2019年)に『お金の流れで読む日本と世界の未来』と題する著書が刊行され、ついうっかりAmazonで
「我が国の歴史を振り返る」(9) 江戸中期以降の我が国周辺情勢と混乱
▼はじめに(民族の差) だいぶ前ですが、インドのマンモハン・シン元蔵相が「かつて欧州から鉄砲が伝来した際、日本人はこれをマネして火縄銃を作った。中国人は鉄砲を見せられて値切りにかかり、インド人に至っては、横目でチラリと
「我が国の歴史を振り返る」(8) 江戸時代中期の周辺情勢
▼はじめに 前回、『先占の原則』を紹介しましたが、1988年に英国のサッチャー首相が「ヨーロッパ人がいかにこの世界の多くの土地を探検し、植民地化し、文明化したかは、まことにすばらしい勇気と才覚の物語でありました」と発言し
「我が国の歴史を振り返る」(7) 欧州諸国の「大変革」と植民地獲得
▼はじめに 我が国の江戸時代と時を同じくする17世紀から19世紀にかけて、欧州諸国は、その後の国際社会に甚大な影響を及ぼすことになった「大変革」を遂げました。まずは、本歴史シリーズの目的などから、それらの実態をわずかに3