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花見忠
「花を見る会」騒ぎ-再論
1.季節外れの「花見」狂想曲 先週(11月16日)掲載の「花を見る会」についての拙稿を執筆後もこの問題を巡って野党の追及、これを囃し立てるマスコミの騒ぎは拡大こそすれ、鎮静化の兆しは見られず、他方世界に目を向ければ、我
「花を見る会」は、「花を愛でる会」ではない所以 - マスコミの騒ぎは「引かれ者の小唄」か?
この数日「花を見る会」をめぐってマスコミは大騒ぎ。もはや記憶定かではないが、筆者はおそらく30年ほど以前(1980年代末期)頃からこの会に招かれ始めたから、言うまでもなく当時は昭和天皇の時代で、畏れながら独特なあの甲高
ジム・ロジャーズの教訓から我が人生を顧みる
ジム・ロジャーズと言えば、世界三大投資家とされる人物で、筆者のような貧乏学者にはあまり縁がなさそうに思えるが、この1月(2019年)に『お金の流れで読む日本と世界の未来』と題する著書が刊行され、ついうっかりAmazonで
法匪が操る法痴国「日本」
はじめに 日本という国は約70年前に、民主主義の国だとされていた英米との戦争に敗れて全面降伏し、悔い改めて「民主主義の国」となり、英米など西欧の民主主義国と同様に人権を尊重し、国民の自由・権利、「法の支配」を尊重する「法
丸山眞男先生が亡くなられて20年 ―激変する世界政治に思うことー
戦後日本を代表する政治思想の第一人者とされる丸山眞男先生が亡くなられて20年、近く先生のゼミ生だった30余人が集まって先生を偲ぶ会が開催されことになり、この機会に各自が先生の思い出を記した文集を活字にするとのことで、筆者
世界を徘徊する「歴史認識」という名の妖怪
「歴史認識」見直しの潮流 この数カ月、「歴史認識」という名の妖怪が世界を駆けめぐっている。これは、「従軍慰安婦」と名付けられた第2次世界大戦中の、帝国軍人相手の売春婦のうち、生き残った何人かに対し、彼女らが亡くなる前に