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安全保障・危機管理

▼米国側からみた「日米戦争への道程」 今回のテーマに入る前に前回までの続きとして、米国側からみた「日米戦争への道程」について少し触れておきたいと思います。 「ベェノナ文書」で明らかになった米国の内部事情については、当時の

第二次世界大戦が終わって今年で75年になる。多くの日本兵が各地で戦い、その命を国に捧げたが、彼らの遺骨はいまだ約112万柱も未収容のままである。遺骨収集・慰霊顕彰は、自衛隊の士気にもかかわる課題なのだ。 遠洋航海で行う寄

▼御前会議(9月6日)  9月6日の御前会議をもう少し詳しく振り返りますと、採択された「帝国国策遂行要領」は、①対米英蘭戦争を辞せざる決意のもとに10月下旬を目途として戦争準備を整える。②これと並行して米英に対し外交手段

▼はじめに  ついにこの時が来ました。8月28日の安倍総理の突然の辞任発表です。我が国の歴史を振り返りますと、戦前と戦後、共通の事実があることに気が付きます。(指名の方法は違いますが)内閣総理大臣が短命なことです。  何

目次 はじめに  欧州政治 大転換        ————– P.2 第1章 コロナ禍の欧州経済 再建策    &nbs

▼はじめに  記念すべき第50話となりました。今日に至る我が国の歴史を振り返りますと、大陸進出と日米開戦に至る様々な経緯から講和条約締結ぐらいまでが、何と言いますか、“歴史の濃さ”を感じます。  よって、本歴史シリーズの

▼はじめに(終戦記念日に思う)  戦後75年目となる今年の終戦記念日を迎え、いつもながら多くのメディアで様々な企画が取り上げられました。相変わらず「戦争は悲惨だ、戦争は反対!」と繰り返されるヒステリックな叫びのみを取り上

著者Sebastian Rushworth, MDの承諾を得和訳 はじめにお断りしておきますが、本稿は、スウェーデン国民でありストックホルムにある大病院の救急病棟で勤務している医師である私の経験に基づいて書かれており、科