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木村もりよ

木村もりよ

1965年生れ。筑波大学医学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH[公衆衛生学修士号])。ジョンズ・ホプキンス大学デルタオメガスカラーシップを受賞。米国CDC(疾病予防管理センター)、財団法人結核予防会に勤務後、厚生労働省入省。厚生労働省医系技官を経て、現在はパブリックヘルス協議会理事長。医師、作家。
主な著書
『辞めたいと思っているあなたへ』  PHP研究所 2011年
『厚労省と新型インフルエンザ 』 講談社現代新書 2009年
『厚生労働省崩壊 「天然痘テロに日本が襲われる日」』 講談社 2009年

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「新型コロナウイルス報道への疑問」というインタビュー記事をニッポンドットコムで掲載いただきましたのでご覧ください。 https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00726/

著者Sebastian Rushworth, MDの承諾を得和訳 はじめにお断りしておきますが、本稿は、スウェーデン国民でありストックホルムにある大病院の救急病棟で勤務している医師である私の経験に基づいて書かれており、科

木村 もりよ 医師、一般社団法人パブリックヘルス協議会 関沢 洋一 独立行政法人経済産業研究所 上席研究員 藤井 聡 京都大学大学院・京都大学レジリエンス実践ユニット 1.現状認識 新型コロナウイルスが世界各国で猛威を振

ヒトと感染症の歴史は長く、紀元前エジプト時代にさかのぼる。その時代のミイラから、脊椎カリエスに特徴的な背骨の屈曲を示すものが複数発見された。脊椎カリエスは、結核菌によっておこる骨病変であり、その当時すでに結核が人々の間に

本稿は、大阪保険医雑誌2015年4月号に掲載された、「危機管理としての感染症」に、加筆・修正したものです。 危険性の高い病原体を扱うBSL4施設の稼働に関して、現在様々な議論が沸き起こっている。本稿では、BSL4施設の問

タレントで弁護士の大渕愛子さんが、子宮頚部の高度異形成にて手術をうけると報道されていました。高度異形成は上皮内がん(0期のがん)も含みます。それ故、円錐切除と言われる手術をして、病変部を取り除きます。 子宮頸がんは、早期

前回の続きとなります。 同タイトル vol.1へ 乳がんのスクリーニングをすれば、 どれくらいの人が命をとりとめることが出来るのでしょうか。 このことを調べるためには、 スクリーニングをするグループと しないグループに分

「がん検診受けてください」中村市長が市民に手紙 紀の川市はこのほど、今年度新規事業の「がん検診向上」を図るため、中村愼司市長直筆の手紙の複写914枚を対象者に発送した。主に国保加入者やその扶養者などの中で、 今年度満40