Posts In Category
経営・ガバナンス
終わりの始まり(3):EU難民問題の行方
今回の国連総会は、世界が次第に多くの面で、復元不可能な荒廃する局面へと移行していることを思わせる問題を提起したようだ。国連は持続可能な世界の構想を提示しているが、現実は違った方向に進んで行きそうだ。その象徴的問題は、いう
人民元の国際化は可能なのか
最近中国政府とその関係者は人民元が米ドル/Euroとともに日本円、英ポンドを抜いて第3の国際通貨になると盛んに宣伝している。問題は実際に人民元を受け取っても使い勝手が悪く,嘗てのバーター取引のように見返りにすべて中国製品
成長戦略を活かす「リスク・マネジメントと保険の手配」(その9) 従業員の問題 「従業員からの訴訟、従業員の不正」
最近「セクハラ」「パワハラ」等「ハラスメント」に纏わるニュースが多くなっ てきているように思われる。テレビドラマにまでこの言葉が頻繁に出てきてい るが、日本の男性や上に立つ人間にどこまで「ハラスメント」に繋がる言動や 行
終わりの始まり(2):EU難民問題の行方
果てしなく続く線路を着の身着のまま歩く人たち、誰かが動けば一瞬にして転覆しそうなボートに救命具もつけずに満載された人たち。まだ幼い子供の姿もある。 世界の人々の目がシリアや北アフリカからの移民の実態に目を奪われて いた時
ガバナンス・コードと取締役会の受託・説明責任
東芝の会計不正不祥事の根本的な問題は、取締役会の受託責任、説明責任の認識の欠如にある。取締役はどのような考えでことに当たるべきか、役割と責任については今回導入されたコーポレートガバナンス・コードで明確に議論され、規定され
東芝の新体制の矛盾 ~臨時株主総会での株主の議決権行使に注目~
東芝に対して個人株主が歴代役員28人に訴訟を起こすよう請求しました。しかし、訴訟を起こすかどうかを判断する監査委員会に前社外取締役が残っている矛盾した構造のなかで正しい判断を下せるかどうか疑問です。この問題に対して、臨時
終わりの始まり(1):EU難民問題の行方
前回に紹介したマンガ(劇画)として描かれた17世紀の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの話は、フィクション(虚構)ではあるが、かなりの程度、確認された史実に即している。その一部分だけ種明かしをすると、物語は戦争、悪疫、天災
「株式上場詐欺」には重罪を
「株式上場詐欺」には重罪を 新規株式上場(IPO)が復調し、1~6月で43社が新規に上場した。年間で73社が上場した2007年来の高水準で推移している。年内には日本郵政3社の大型上場も控えている。 ところが、2012年以