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法・政治・行政・外交
「我が国の歴史を振り返る」(8) 江戸時代中期の周辺情勢
▼はじめに 前回、『先占の原則』を紹介しましたが、1988年に英国のサッチャー首相が「ヨーロッパ人がいかにこの世界の多くの土地を探検し、植民地化し、文明化したかは、まことにすばらしい勇気と才覚の物語でありました」と発言し
「我が国の歴史を振り返る」(7) 欧州諸国の「大変革」と植民地獲得
▼はじめに 我が国の江戸時代と時を同じくする17世紀から19世紀にかけて、欧州諸国は、その後の国際社会に甚大な影響を及ぼすことになった「大変革」を遂げました。まずは、本歴史シリーズの目的などから、それらの実態をわずかに3
「我が国の歴史を振り返る」(6)「治安維持」のための江戸時代の諸制度
▼はじめに(信長・秀吉・家康の外交・防衛の総括) 信長・秀吉・家康の外交・防衛を総括しますと、信長の「抑止」、秀吉の「積極防衛」(戦略攻勢)、そして「鎖国」は「専守防衛」と共通点があることから、「国防」という観点に立て
商品市況
1.銅スクラップ従来は銅地金の相場をLME(London Metal Exchange)中心に追いかけていたが、銅スクラップなど銅製品の原料となる銅スクラップの対中輸出にブレーキがかかっている。中国景気の減速もあり日本で
日本の安全保障を巡る二つの論理 ― 日米同盟の論理、日韓対立の論理
今、日本は国の安全保障を巡っての、二つの大きな問題に直面しています。 ・日米安全保障条約は不公平? まずその一つは日米安全保障に係るトランプ批判です。先のG20大阪サミットを前後して彼は日米安全保障条約は片務協定だ、「米
「我が国の歴史を振り返る」 (5) 江戸時代初期の外交・防衛
▼はじめに 前回の話題を少し補足しておきましょう。ドライな西欧列国は、当時、信長、秀吉らを、“王”を意味する“King”ではなく、“皇帝”を意味する“Emperor”と呼称していたようです。それは、彼らが当時の天皇を凌駕
「我が国の歴史を振り返る」(4) 信長・秀吉時代の外交・防衛
▼はじめに 信長・秀吉そして家康の3人は、天下統一を成し遂げた偉業のみが歴史上の話題になっていますが、外交・防衛上も歴史的偉業を残したと考えております。まさに「人の利」です。まず、欧州人と最初に接した戦国時代末期、信長・
『我が国の歴史を振り返る』(3) 「大航海時代」―欧州人と初めての関わり―
▼はじめに 2016年10月、「8世紀末の奈良時代、遣唐使に混じって『破斯(はし)』という名のペルシア人が来日し、天皇に謁見したと記してある出土遺物が確認された」とのニュースが流れました。 これまで、最初に我が国を訪れた