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日本

昨秋、平成30年度計画3900トン型護衛艦(30FFM)2隻の起工式が三菱重工長崎造船所と三井E&S造船玉野艦船工場において相次いで行われた。工期は3年余りであり、いずれの艦も2022年春に就役予定だ。大きな構想

老朽化する橋りょうやトンネル、道路、森林などのインフラのうち、立地条件の難しさからチェックの手が及ばない、あるいは目に入りにくい部分で老朽度が大きく進み、結果として、崩壊あるいは災害リスクを生むというケースがある。 その

はじめに:急激な人口減少と向き合って 11月26日、厚労省発表の人口動態統計では1~9月に生まれた子供の数は67万3800人、前年同期比5.6%の減少でした。この減少は、直近では1989年以来の大幅減少だそうです。既に年

▼はじめに(令和元年を終えるにあたって)  今年は、今回が最後の配信となります。今年を改めて振り返ってみますと、最大の出来事は、何と言いましても元号が「平成」から「令和」に変わったことだったと思います。 私事ですが、私の

 北海道の北端、晴れた⽇には樺太も遠望できる宗⾕岬の⾼台に折り鶴をかたどったモニュメントが北の海を⾒つめ続けている。「祈りの塔」と名付けられたその塔の⾼さは19.83m、東⻄に広げた16枚の⽻根には296枚の御影⽯がはめ

▼はじめに(長州藩の藩庁・萩市を訪問) いよいよ次回から、「日清戦争」「日露戦争」、そして大正時代を経て昭和に至るまで、我が国が巻き込まれた「戦争」の歴史を中心に振り返ることになります。その前に、時代は少し前後しますが、

1.季節外れの「花見」狂想曲  先週(11月16日)掲載の「花を見る会」についての拙稿を執筆後もこの問題を巡って野党の追及、これを囃し立てるマスコミの騒ぎは拡大こそすれ、鎮静化の兆しは見られず、他方世界に目を向ければ、我

▼はじめに(驚くべき「軍艦島」)  「明治維新による国家の大改造」を振り返っていますが、明治時代の近代化のスローガンだった「殖産興業」の細部についてはほとんど触れませんでした。2年ほど前、私は、明治から昭和に至る「殖産興