Posts In Category

戦略関連

1 初めに 急変する中国、北朝鮮、ロシアそして韓国の諸情勢に、我が国は充分に対応出来ているのだろうか? 特に北朝鮮の情勢については、安倍首相が強烈な危機感を抱いて、日本に火の粉が降りかからぬように必死な外交的努力を続けて

経済産業省の産業構造審議会総会(第20回)の資料が、本日(2017年5月19日)、公開された。 http://www.meti.go.jp/committee/summary/eic0009/020_haifu.html

1 初めに 国際社会の制止にも拘らず強行される北朝鮮による相次ぐ核実験やミサイル発射に対して、米国トランプ新政権は、オバマ政権の所謂戦略的忍耐策からの決別を宣言し、あらゆる選択肢がテーブルにあると明言している。一方、中国

1 初めに 「米国第一」、「世界の警察官を止める」と公言して憚らなかったトランプ大統領だが、誕生から約2ヶ月、新政権は、同盟国との関係維持を確認するなど、外交・安全保障面では、安全運転が目立つ。(最も、内政問題では波乱含

 北朝鮮の弾道ミサイル発射 北朝鮮は2月7日午前、事実上の長距離弾道ミサイル「光明星号」の発射を敢行した。これについて、多くの専門家は「成功」と見ている。韓国の韓民求国防相は、ミサイルの射程は最大で1万3000キロに達す

これまで、マハンの海洋戦略とそれを応用・実践する中国海軍について書いてきた。今回からは、「朝鮮半島の地政学」を提示し、それをもとに現在の情勢を読み解くこととしたい。 陸上自衛隊の戦術――幹部学校指揮幕僚課程での戦術教育

1. はじめに インテリジェンスは収集された膨大とも言える情報から生成される優れた意思決定に資 する情報と理解すべきものです。顕在化あるいは潜在的な情報を元にリスクが特定化され 事前に察知することが可能であるならば、より

危機とは? 危機の特性: 突発、予想しない様相、致命的損害、迅速な被害拡大。組織存続も危うく 危機の種類: 自然的危機=災害、人為的危機=非作為的事故、作為的脅威。複合型が多い。 危機対応の主体: 国家から個人まで各レベ

2015年12月8日の講演資料です。 講演内容 ① 「遊撃戦論」と「ランチェスター」で読み解く桶狭間合戦 ② 「兵法」と「経営」

本稿以降、中国に目を転じ、同国がマハンの理論に基づく海洋戦略を採用し、巨大な海軍の建設を行っていることを中心に順次説明してみたい。最初に、現在の中国とマハン当時の米国の戦略環境の類似点と相違点について分析したい。まずは類

 「両雄並び立たず」 オバマ大統領は、2012年1月5日、アジア太平洋地域での軍事的なプレゼンスを強化する内容の新国防戦略を発表した。 米国はなぜアジア太平洋地域を重視視するのだろうか。それは「中国の台頭」に対抗するた

 中国が依拠する三人の「M」 今日中国が依拠する三人の「M」がいる。毛沢東、マルクス、そしてマハンである。毛沢東とマルクスが中国と如何に関わっているかについては説明の必要も無いだろう。意外に思われるのがマハンであろう。

いかにも「あざとい」やり方であったという印象が強い。5年にわたって行われてきたTPP(環太平洋経済連携協定)交渉が10月5日、大筋合意されたことだ。TPPは、農業分野を含む高いレベルでの自由化、ルール形成の重視、知的財産

 メッケル少佐――帝国陸軍の「お雇い外国人」 明治政府は「富国強兵(殖産興業と軍の近代化)」を大戦略として、欧米の先進技術や学問、制度を輸入するために「お雇い外国人」を招聘した。 陸軍は、ドイツ帝国にその指南を要請し、

軍事戦略の策定過程は、下位の軍事力運用の基本を律する極めて重要な段階であり、戦略策定は、指揮官が自らの責任において実施するのが基本である。他の戦略の策定過程も同様であり、最高意思決定者が自らの責任において実施しなければな

 黄禍論とは何か 黄禍論とは、マハンとルーズベルトが活動した19世紀半ばから20世紀前半にかけてアメリカや欧州などの白人国家において現れた、「黄色人種脅威論、人種差別の一種」である。黄禍論の根底には、「白人に比べ黄色人

 マハンの良き理解者――ルーズベルト マハンの戦略理論がいくらアメリカにとって、価値あるものであっても、国策として採用されなければ、単なる「理論」として終わり、その著書「海上権力史論」も海軍大学校などの図書館の中で、古

マハンがこの本に込めた思い マハンが、この本を書いた目的や意図は何だったのだろうか。マハンは、「海上権力史論」の刊行に当たって、次のように書いている。 「海軍大学で海軍史の講義の依頼を受けた時、最近の技術的発展の著しい海

天・地・人 既に述べたように、古来より、事を成すには、「天の時(時代的背景)」、「地の利(立地条件)」、「人の和(人的要素)」という3つの条件が必要だといわれる。前回、前々回とマハンの「海上戦略史論」が世に出た(1890

戦略とは何かについては、古来幾多の見解がある。ジョミニ(1779-1869)は「国家の防衛、敵国侵襲のため戦地において適当に兵軍を運用する術」とし、同時代のクラウゼヴィッツ(1780-1831)は、「戦争目的のためにする

前言 人類史は戦争の歴史 あらゆる生き物や国家・組織にとって「生きる事」はすなわち「戦うこと」――生存競争に勝ち残り種をのこすこと   「如何にすれば勝利できるか?」永遠のテーマ このニーズに応えるのが戦略・戦

  古来より、事を成すには、「天の時(時代的背景)」「地の利(立地条件)」「人の和(人的要素)」という3つの条件が必要だといわれる。前回、「天の時」に着目して、マハンの「海上戦略史論」が世に出た(1890年)し

  ギリシアの国民投票結果は、大きなニュースになっている。予期されたとはいえ、反対派が勝利したことで、やはりEU統合の将来に疑念が広がるのではないだろうか。ウクライナ問題をめぐり、古い欧州と新しい欧州の対立が深

 マハン提督に出会う!? ハーバード大学遊学中の2006年夏、マハンの「海上戦略史論」を読んだ。米国で安全保障や戦略に関わる論文やハーバード大学における講義等を見聞する際に、マハンの著作はよく引用されており、今日におい