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産業関係者(医療を含む)
日米衝突の原因はマハンにある
メッケル少佐――帝国陸軍の「お雇い外国人」 明治政府は「富国強兵(殖産興業と軍の近代化)」を大戦略として、欧米の先進技術や学問、制度を輸入するために「お雇い外国人」を招聘した。 陸軍は、ドイツ帝国にその指南を要請し、
世界穀物在庫に見る中国の圧倒的なシェア 世界の大豆輸入の6割強を占める中国
シカゴ穀物市場では9月に入って、米中西部コーンベルト地帯が収穫期を迎えた。3年連続の大豊作が確定的となる中、大豆が1ブッシェル=8ドル台後半、小麦が4ドル台後半、トウモロコシが3ドル台後半と、いずれも6年ぶりの安値圏にあ
『地域包括ケアの課題と未来』編集雑感 (3): 小松秀樹「人口の変化と社会保障」を語る
日本では、合計特殊出生率が低い状態が長期間継続している。今後、一貫して出生数が減少し続ける。このため、20歳から64歳の現役世代が減少し続ける。 問題は社会保障である。人口の大きい団塊世代、団塊ジュニア世代が高齢化してい
ジム・クレイマーの長期投資必勝講座に学ぶ
米国の個人投資家なら誰もが知っている投資啓蒙家がジム・クレイマーである。 その著作“Get Rich Carefully”の邦訳版が「ジム・クレイマーのローリスク株式必勝講座」(宝島社刊、1,900円)と題して本年初に出
中国の需給改善期待から鉄鉱石価格は反発 2015年の中国鋼材輸出量は1億トン超のペース
下落を続けていた鉄鉱石価格がようやく下げ止まったようだ。国際指標となるオーストラリア産のスポット価格は、2011年2月の1トン=187ドルをピークに続落基調を辿り、今年7月には1トン=48.5ドルと約6年半ぶりの安値を付
マハンとルーズベルト大統領の「黄禍論」
黄禍論とは何か 黄禍論とは、マハンとルーズベルトが活動した19世紀半ばから20世紀前半にかけてアメリカや欧州などの白人国家において現れた、「黄色人種脅威論、人種差別の一種」である。黄禍論の根底には、「白人に比べ黄色人
マハンの戦略理論を実現した男―ルーズベルト大統領
マハンの良き理解者――ルーズベルト マハンの戦略理論がいくらアメリカにとって、価値あるものであっても、国策として採用されなければ、単なる「理論」として終わり、その著書「海上権力史論」も海軍大学校などの図書館の中で、古
『地域包括ケアの課題と未来』編集雑感 (2): 猪飼周平「地域包括ケアの歴史的必然性」を語る
猪飼氏は、2010年に出版した『病院の世紀の理論』(有斐閣)で、イギリス、アメリカ、日本の医療システムを比較しつつ、独創性の高い議論を展開し、医療が医学モデルから生活モデルに大きく転換されようとしていることを説いた。 猪