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教育・文化・スポーツ関係者
Inclusive Capitalism(包摂的な資本主義)
この夏、アメリカと中国で行われた二つの国際会議は、いずれも現代モダンの資本主義がもたらす問題への政策対応について議論するものでしたが、今次のそれは、構造的低迷を映す経済環境下、資本主義の新たな姿、つまりポスト・モダンの資
右脳インタビュー 岩村充(1) 早稲田大学大学院教授 元日本銀行企画局兼信用機構局参事
片岡: 今月のインタビューは岩村充さんです。今回は2日にわたってお話をお伺いしたいと思います。本日(9月6日)は日銀の金融政策について、次回(9月23日)は日銀の「総括的な検証」について、お伺いします。 岩村:
分裂に向かうEU:復活する国民国家(1)
激動の世界、状況は刻々と変化する。EUの難民問題、そしてBREXITのような人々の目を奪うような変化の裏側に、来たるべき大変化の予兆が感じられる。ヨーロッパは、第二次大戦以降、最悪の政治的危機にあるといってよい。 このブ
アベノミクス再起動という日本経済のリアル
― この8月2日は、アベノミクスフォロワーの筆者にとって極めて印象深い一日だった。IMFからは対日審査報告があり、日本政府からは本年度経済白書が公表され、いずれもが、共通してアベノミクスの問題点を指摘。一方、安倍政府は同
情報参謀,地政学そしてインテリジェンス Information Staff, Geopolitical and Intelligence
はじめに 第二次大戦は無謀との言える情報軽視の戦いであったように考える。戦後,アメリカ軍により,暗号解読能力が高く評価されたとの事実もあるようであるが,アメリカ軍は日本軍の情報収集能力に長けていたと言っても過言ではない。
丸山眞男先生が亡くなられて20年 ―激変する世界政治に思うことー
戦後日本を代表する政治思想の第一人者とされる丸山眞男先生が亡くなられて20年、近く先生のゼミ生だった30余人が集まって先生を偲ぶ会が開催されことになり、この機会に各自が先生の思い出を記した文集を活字にするとのことで、筆者
聖フランシスコの清貧の精神と現代社会
第5回 投資と投機は似て非なるもの 前回までは「個人の心の平和」「人間社会における平和」「人間と地球の間の平和」という総論を語ってきた︒今回からは、経済社会のあり方について、我々が日々接する問題を捉え︑それぞれの
世界と日本の難民問題
2016年6月23日 (ブリーフィング資料) 世界の移民・難民問題 戦後最大の人道危機 原因①:武力紛争を逃れる難民 世界には「安全と平和」がない国が多い 「強すぎる国家」と「弱すぎる国家」 難民・国内避難民が6千500