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経済・金融・ビジネス
トヨタの元本保証付き新型種類株を斬る
6月16日に開催された今年のトヨタ株主総会は、3時間を超える熱気を帯びたものとなった。例年の穏やかな進行とは様変わりと報じられている。長時間を費やした32問の株主からの質問は「AA型」と称される「株式の通念と相反する元本
アジアの銀行は、急速にIT装備を強化
ICT(Information and Communication Technology)の進歩の度合は、近年一段と加速化しており、金融業務もこれを取り入れるかたちで、急速に変容を遂げている。 米国では、インターネット
右脳インタビュー 松元崇
片岡: 今月の右脳インタビューは松元崇さんです。それでは「リスク・オン経済」についてお聞きしながらインタビューを始めたいと思います。 松元: 最近、経済ニュースでもリスク・オン、リスク・オフという言葉が
再び中国の過剰について
本稿でも何度か中国の過剰生産設備、在庫について書いたが一向に改善の兆しはない、この問題は既に何年も前から指摘されているが国内での過剰の波が近隣諸国を襲っている構図に変化はない。雇用問題があるので大なたを振るうわけにも行か
第107回 第2版国際法務シリーズ:号外版:「サムの息子法」(続)
今回は「号外版」です。第30回から第32回にかけて取り上げました「サムの息子法」が、突然、いわゆる酒鬼薔薇事件を契機として日本のマスコミで問題になりました。たとえば、平成27年6月20日の読売新聞(朝刊)の36面は、「元
この6月、大きな転換点を迎えた日本経済、そして今、政治も
― 目次 ― はじめに:Winds of change 1.日本経済の現状と企業経営 (1)日本企業はいま不況の中に咲く大輪 (2)Winds of change が舞う現実 2.日本企業はいまCorpor
ひな型文化を排し中身のある企業行動を ~東洋ゴム、東芝を他山の石として~
体裁だけ整えればいいという慣行が如何に日本の会社をダメにしてきたかという点について、今回の東洋ゴム、東芝の事例を他山の石として日本の経営者はもう一度真摯に考えてみるべきだと思います。 次の文章はある企業グル
民族意識を知らなければ、英国のEU離脱問題は理解できない!!
5月上旬に行われた英総選挙で勝利し、保守党の単独政権を成立させたキャメロン首相は、欧州連合(EU)と加盟条件を巡り交渉することを最優先課題に掲げている。その結果を踏まえて公約として掲げたEU離脱の是非を問う国民投票を20