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経済・金融・ビジネス
網羅的だが羅列的 ~コーポレートガバナンス・コードを巡る議論~
コーポレートガバナンス・コード(CGコード)自体がOECDの「コーポレートガバナンス原則」に沿った形で構成されているため、CGコードを巡る議論は、筆者には全体的に「網羅的だが羅列的」と感じられます。実際に会社がCGコード
マイナス金利は百害あって一利なし
日銀は1月29日にわが国史上初のマイナス金利の導入を発表した。これは、昨年後半来の消費者物価の低迷とGDPの不振(昨年10~12月は実質で前期比年率換算1.4%減、15年暦年では前年比0.4%増)に加えて、
リーマンショックのようになるか
先週金曜日のNY市場は反発したものの、「これから先、リーマンショックのようになるのか」を懸念している人も出てきているようです。 上記は本日発売の日経ヴェリタスの1面に掲載されていたグラフ。 半年間の動きで、灰色がリーマン
会長が30億円を投じて自社の株を購入
ブルームバーグのニュースです。 『米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者 (CEO)は、同行の株式が過去2年余りで最も安い水準まで値下がりしたタイミングで、2660万ドル(約29億8400万円)を
この時期に経営したいのはウェルズ・ファーゴ銀行だ
『この時期に経営したいのはウェルズ・ファーゴ銀行だ (The bank I would like to run at the moment is Wells Fargo)』 こう語るのはドイツ銀行のジョン・クライアン(J
景気は緩やかに回復しているのか?
財務省によると「景気は緩やかに回復している」(16年1月27日の全国財務局長会議;詳しくは『こちら』)。 日銀も同じ判断です(16年1月28日の日銀支店長会議での黒田東彦総裁あいさつ;詳しくは『こちら』)。 しかし企業の
今後10年のリスク(資源)
2015年12月15日 目次 1. 高い資源時代の終焉(新たな「均衡点」価格の変化) 2. 2.様々な仮説 3. 今後の10大リスク(連動して複合リスクへと発展する恐れ) 4.
これから10年間に危惧する企業の10大リスク
1. 自然災害 - 特に地震/津波/噴火 首都圏/東海地震、富士山噴火は想定外から想定内リスクとして現実性が高まっているが、依然として日本企業の利益の源泉がその地域に集中している。その被害は阪神/東日本大震災とは比べ物に