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小松秀樹
規制改革会議は必要か
●規制改革会議「医療提供体制に関する意見」 2013年10月9日、筆者は、規制改革会議で病床規制について意見を述べた(1)。筆者の意見の方向は、細かい許可行政から、裁量の入りにくい数字による誘導に切り替えるべきだとするも
「消費税増収分を活用した新たな基金」の問題2
●控除対象外消費税を支配の原資に使うことが許されるのか 税は公平でなければならない。特に、消費税のような一般性の高いものでは、公平性が強く求められる。消費税を最終消費者に転嫁できない業種で、既に支払っ た消費税の扱いが不
「消費税増収分を活用した新たな基金」の問題1
民から奪い、支配に使う ●控除対象外消費税問題 医療機関の控除対象外消費税問題が長年議論になってきた。問題を簡略化して説明する。 社会保険診療に消費税は課されていない。しかし、施設設備を含めて、医療機関が購入したものには
社会保障制度改革国民会議報告書を読む(3) 医療・介護分野(下)・完
V 財源、負担、給付、診療・介護報酬 【報告書要約】 (a)年金給付費の対GDP比は2025年度までに低下するよう調整されたが、医療給付費、介護給付費はGDPの伸び率を上回って増加すると予想されている。能力に応じた負担の
社会保障制度改革国民会議報告書を読む(3) 医療・介護分野(上)
医療・介護分野については記述量が多い。そこで、筆者の判断で内容を8項目に分類して要約し、それぞれの項目に筆者のコメントを付けた。 委員の一人が、会議内容に沿って報告書をまとめたとされている。報告書には、会議で述べられた各
特定秘密保護法案:医師に情報回答義務はあるのか
●報道 2013年12月3日の毎日新聞は、「特定秘密を取り扱う公務員らに対する適正評価について、行政機関から照会を受けた病院は回答義務が生じるとの見解」を政府が示したと報じました。 「内閣官房の鈴木良之内閣審議官が参院国
規制改革会議での意見陳述 2013年10月9日
●意見の主体 私は2013年10月9日、規制改革会議で意見を陳述する機会を得た。病床規制、既存医学部の劣化とメディカル・スクールの必要性について個人的意見を述 べた。意見陳述に先立って、委員の一人より、個人的意見ではなく
社会保障制度改革国民会議報告書を読む (2)少子化対策
●「第2部 I 少子化対策分野の改革」の要約 1.子どもたちへの支援は、社会保障の持続可能性・経済成長を確かなものとするものである。 2.社会全体で、すべての子どもの成長を支える必要がある。 3.日本の少子化傾向は歯止め