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アドバイザーの部屋
ポスト・コロナの組織運営
いまから四半世紀以上も前になるが、1992年9月、私が当時社長を務めていた(株)日本総合研究所でノーベル化学賞のブリュッセル自由大学教授イリヤ・プリゴジン博士を招聘してシンポジウムを開催したことがある。その翌日、昼食をは
深まる米中の対立とグローバル経済
― 目次 - はじめに 問われるグローバル経済のかたち ——- P.2 ・そろり動き出した世界経済 ・Goodbye globalization第1章 深まる米中対立と世界経済
「我が国の歴史を振り返る」(43) 世界に拡散した「東亜新秩序」声明
▼はじめに 新型コロナウイルスの蔓延と関係あるのかどうか詳細は不明ですが、再び朝鮮半島に緊張が走っております。 ひとまず北朝鮮は軍事行動計画を棚上げしたようです(ここまでは当初から計画していたと推測します)が、これに対し
「我が国の歴史を振り返る」(42) 「支那事変」の内陸拡大とソ連の対日工作
▼はじめに(日中交渉打ち切りの内幕) 前回、近衛首相の「蒋介石を対手にせず」(昭和13年1月)と交渉打ち切りに至った日本側の議論についてもう少し補足しておきましょう。 中国側の応答拒否に対して、「交渉即打ち切り」を主張
「我が国の歴史を振り返る」(41) 「支那事変」の拡大
▼はじめに 米国において白人警察官が黒人男性を殺害するという、これまで何度もあったような些細な事件が、新型コロナの惨事、特に黒人の死者が白人の2倍強であるとか失業者が多いことなどに対する不安や不満が重なり、「人種差別問
「我が国の歴史を振り返る」(40) 「盧溝橋事件」から「支那事変」へ
▼はじめに 記念すべき40回目の発信となりました。読者の皆様にはいつもお付き合いいただき心より感謝申し上げます。歴史の素人の私が様々な歴史書を読み漁ってからだいぶ時が経ちますが、歴史研究家の皆様のご苦労に思いが至るのが
「我が国の歴史を振り返る」(39) 「二・二六事件」の背景と影響
▼はじめに(「大正デモクラシー」終焉が意味するもの) 前回、「五・一五事件」で犬養毅首相が暗殺され、「大正デモクラシー」は短い生命を終えたことを紹介しましたが、“そのような事象がその後の我が国の歴史にいかなる影響を及ぼし
パレスチナによるUAE支援物資拒否事案が意味するもの
【サマリー】 ●5月19日、UAEはパレスチナに対して医療物資の支援を実施したが、パレスチナ側は、パレスチナとは事前に調整が行われず、国連およびイスラエル側とのみ調整がなされていたことに怒りを露わにし、受け取りを拒否。