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歴史シリーズ

『我が国の歴史を振り返る』─日本史と世界史に“横串”を入れる─」
防衛大学校卒業後、陸上自衛隊入隊。米国コロラド大学航空宇宙工学修士課程卒。陸上自衛隊の第8高射特科群長、北部方面総監部幕僚副長、第1高射特科団長、陸上幕僚監部防衛部長、第6師団長、陸上幕僚副長、東北方面総監等を経て、陸上自衛隊を退職(陸将)。

▼はじめに(日本人ジャーナリスト・河上清氏について)  読者の皆様は、戦前から戦後、米国で活躍した日本人ジャーナリストの河上清氏(別名、K・カール・カワカミ)をご存じでしょうか。明治6年生まれの河上氏は、明治34年には同

▼はじめに 現在も新型コロナの感染や国家の安全保障など、我が国はユーラシア大陸の影響をまともに受けていますが、大陸の東側に位置し、わずかに200㎞の対馬海峡を隔てただけの島国の我が国は、有史以来、大陸と“関わりなし”では

▼はじめに(「昭和金融恐慌」の発生) 西暦1926年が「昭和」の始まりですが、昭和元年はわずかに7日間しかなく、すぐに昭和2年を迎えます(これは偶然なのでしょうが、最後の昭和64年も7日間しかありません)。 我が国は、ま

▼はじめに  今回もいきなり本文から入り、最後に総括しましょう。 ▼陸軍の軍縮とその影響  第1次世界大戦後の世界的な“軍縮ムード”は海軍だけに留まりませんでした。特に我が国の場合、“長年の仮想敵国であった帝政ロシアがな

▼はじめに  今回の話題は「日英同盟」破棄と「ワシントン会議」ですが、これらがまさにその後の歴史を変えた、つまり“歴史的岐路”となったことを強調して上記のような表題にしてみました。しかし、後々に歴史を振り返ってみて初めて

▼はじめに  今回は、いきなり本文に入り、最後の方で総括したいと思います。 ▼「ヴェルサイユ条約」締結とその影響 ドイツの新共和国と連合国との間に休戦協定が成立したことを受けて、翌1919(大正8)年1月18日からパリで

▼はじめに  新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中に蔓延していますが、今回、本文で取り上げています「第1次世界大戦」の最中の1918年にもインフルエンザ・パンデミックが発生します。通称、「スペインインフルエンザ

▼はじめに  「大正時代」に入り、我が国が「大正デモクラシー」の第1幕、つまり内向きの争いをしていた時、欧州で「第1次世界大戦」が発生し、日露戦争の勝利を支えた「日英同盟」よって、我が国も地球の反対側の出来事に巻き込まれ