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アジア大洋州(中国、朝鮮半島、南部アジア、オセアニア等)
中国の海洋戦略(その1)――接近阻止・領域拒否戦略(下)
前回は、接近阻止・領域拒否戦略の概要、同戦略を採用した経緯・動機、同戦略の目的などについて説明した。引き続き、同戦略についての説明を継続する。 非対称戦争の追求 接近阻止・領域拒否戦略の最大の特色は、人民解放軍が米軍
グレンコアショックとサイモン マレー氏
年の初めでもあり今回は少し趣向を変えて中国発の素材デフレに揺れたスイスの世界最大の資源商社グレンコア社と、80代後半から90年代にかけて香港で活躍したSimon Murray氏について書いてみたい。グレンコアについてはす
中国の海洋戦略(その1)―(接近阻止領域拒否戦略(上))
中国人民解放軍の接近阻止・領域拒否(Anti-Access/Area Denial, A2/AD)戦略について、二回に分けて説明する。 接近阻止・領域拒否戦略の概要 人民解放軍は、台湾有事や尖閣諸島などの領土紛争がエ
中国の海洋戦略――マハンに倣う四つの戦略(施策)
前回まで、中国海軍の今日までの歩みと近代化の状況などについて説明した。次は中国の海洋戦略について述べたい。 習近平政権も海洋進出に強い意欲 中国海軍の近代化とその戦略は密接不可分である。中国海軍の近代化は、その戦略を
中国海軍近代化の方針とその現状(後半)
前号に引き続き、中国海軍の近代化の現状について説明したい。なお、前号では中国海軍は、①戦闘艦の戦闘能力のマルチ化の促進、②遠距離洋上の情報能力の強化、③潜水艦戦力の強化、④哨戒艇戦力の強化、⑤機雷・魚雷戦力の強化、に注力
中国海軍近代化の方針とその現状(前半)
以下、中国海軍近代化の方針について述べ、中国海軍の近代化の原状について、二回に分けて説明したい。 海軍近代化の方針 人民解放軍は、米軍を仮想敵として捉え、「『情報化』という条件下における局地戦」、すなわち、「高強度(
明治・大正期日本の満韓政策といわゆる「歴史認識」問題の省察
はじめに 今年の春、安倍首相が夏に戦後 70 周年記念の談話を出すことが報じられ、大変気になったので、手当たり次第に、関連文献を読んでみた。 安倍談話に先立って、8 月 6 日には、その基になる「有識者懇談会」報告書が公
生物剤がパンデミックとなる悪夢のシナリオ
世界を滅亡させうる12の大惨事 産経新聞が「核による大量虐殺か、小惑星の衝突か…世界を滅亡させうる12の大惨事」と題するショッキングな記事(2015年3月1日)を報じた。これは、人類を脅かす危険について問題意識を喚起