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安全保障・危機管理

「歴史認識」見直しの潮流  この数カ月、「歴史認識」という名の妖怪が世界を駆けめぐっている。これは、「従軍慰安婦」と名付けられた第2次世界大戦中の、帝国軍人相手の売春婦のうち、生き残った何人かに対し、彼女らが亡くなる前に

このところ毎日のようにマスコミに取り上げられているT社の不正会計問題は、いずれ役員責任の追及所謂株主代表訴訟(しかも集団訴訟の恐れ)を含む様々な役員訴訟へと発展することは間違いないところであろう。経営上の失敗だけでなく法

― 目次 ― はじめに  汝自身を知れ [資料] ギリシャへの金融支援を巡る交渉経過 1.ギリシャ財政破綻危機の実相とEU通貨「ユーロ」の宿命 (1)歴史的経過に見るギリシャ財政破綻のリアル (2)共通通貨「ユーロ」の宿

  ギリシアの国民投票結果は、大きなニュースになっている。予期されたとはいえ、反対派が勝利したことで、やはりEU統合の将来に疑念が広がるのではないだろうか。ウクライナ問題をめぐり、古い欧州と新しい欧州の対立が深

 マハン提督に出会う!? ハーバード大学遊学中の2006年夏、マハンの「海上戦略史論」を読んだ。米国で安全保障や戦略に関わる論文やハーバード大学における講義等を見聞する際に、マハンの著作はよく引用されており、今日におい

日頃から大変お世話になっています。 先月につづき、外交の話になります。 国益にかなわぬ「地球規模の日米同盟」 まず、先月号でも主張したとおり、安倍総理が米国議会で「地球規 模の日米同盟」を約束したことは、まったく国益にか

  西への衝動 自衛隊退官直後、ハーバード大学アジアセンターの上級客員研究員として、2年間(05~07年)遊学させて頂いた。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の著者、ボーゲル教授邸の3階を借りて住んだ。2階には当

年金情報が外部からの攻撃によって流出した、という事実は大きな社会問題として取り上げられています。さらに、東京商工会議所でも、コンピューターウイルスを介した感染により、会員情報が外部に漏れるという事件も生じています。そこで

5月上旬に行われた英総選挙で勝利し、保守党の単独政権を成立させたキャメロン首相は、欧州連合(EU)と加盟条件を巡り交渉することを最優先課題に掲げている。その結果を踏まえて公約として掲げたEU離脱の是非を問う国民投票を20

日頃から大変お世話になっています。 国民の理解なきまま進む外交・防衛政策の大転換 安倍政権が暴走しています。その外交・防衛政策について、 多くの心配の声が私のもとに届いています。今年の4月末、総 理はオバマ大統領と会談を

 国内需要の飽和から海外に活路を見出さざるを得ない日本企業、更にその展開先は米国等の先進国から新興国へと進展している。そこで注意を要するのが、当該地域に派遣される役員/従業員(家族を含む)の健康管理や安全管理であろう。滞

我が国は、安保条約により米国に国運・国防を大きく依存することになっている。米国と言えば、一体的な国家のように思えるかもしれないが、実はそうではない。政治の分野を例にとっても、民主党と共和党という二大政党がある。いずれが大

2015年4月1日 片岡:     今月の右脳インタビューは元消防庁長官の久保信保さんに、東日本大震災の時のご経験などをお伺いしていきたいと思います。宜しくお願い申し上げます。 久保:     東日本大震災は死者・行方不

  相手国を十分に知ることが「同盟」関係の前提 結婚とは、男女が運命を共にする契りを結ぶことです。だから、結婚をする時には、お互いに運命を共にするに値する相手であるかどうか、相手の氏素性・来歴――個人情報――を

2015/3/1 片岡: 今月は、矢野義昭さんです。本日は「情報と戦略」をテーマにお話をお伺いしたいと思います。宜しくお願い致します。 .矢野:  情報というと、集めることに注目が集まりがちですが、分析や評価も重要です。

2012年6月13日付朝日新聞によれば、中国は昨年8月、弾道ミサイルの運搬・発射用の大型特殊車両4両を北朝鮮に 輸出していたとのこと。 当然この輸出は、国連安全保障理事会制裁決議に違反する。決議に反する対北支援を一貫して

― 目次 ― はじめに ‘欧州の政治’がトップ・リスク 1.欧州を駆ける危険な亀裂 (1) ドラギ欧州中銀(ECB)総裁 対メルケル・ドイツ首相 (2) Grexit ― ギリシャのEU離脱は回避されたが 2.欧州に迫る

昨年末から年始にかけて中南米から中国マネーを巡る生臭いNewsが飛び込んできた。年末にはニカラグアでの運河開発に香港の中国企業が50~100年に及ぶ独占的運営権を得たというもの。一方年初1月に北京で33ヶ国のラテンアメリ

― 目次 ― はじめに:2015年の年頭で思う ・3つのステージで見る戦後世界 ・世界経済の転換を示唆する2015年 1. 新たなステージへシフトする世界経済 (1 )原油価格の下落と、ひとり勝ちの米国経済 (2 )人口

通常の預金銀行システムの外で行われる金融活動を総括する用語として「シャドーバンキング(影の銀行、非銀行)」が定着してきた。 リーマン・ショック後、金融システムの再構築を目指して、国際的な金融規制に関する基準の調整等を行う

  アメリカ中間選挙での民主党敗退で、オバマ大統領の立場は著しく厳しくなった。上下院が野党過半数となって、一挙に氷の壁が立ちはだかったようだ。懸案の移民法改革が話題となっている。オバマ大統領としては、今よりはる

アメリカの「国境危機」Border Crisis、このタイトルはこれまで何度メディアのトップを飾ったことだろう。最近のオバマ大統領には、就任当時のようなダイナミズムや新たな課題に立ち向かう積極性が感じられない。エボラ出血

― 目次 ― はじめに:The Return of Geopolitics 1. プーチン大統領と、地政学行動 (1)昔への回帰?を目指すプーチン・ロシア (2)Cold War Ⅱ、‘新たな冷戦’いま再び? 2.米国と