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法・政治・行政・外交
働き方改革と「脱時間賃金」論争考 (改)
はじめに 「1 億総活躍社会」と「働き方改革」政策の沿革 「働き方」の定義 政府主導の「働き方改革」の議論が盛んであるが、これまでの政策当局や労働審議会の議論においては、その定義が必ずしも明確でない。立法政策を論ずるに
この夏 暴走する北朝鮮と国際社会の相克、そして「地経学」(Geoeconomics) の台頭
月例論考 N0.66(2017年10月号) 林川眞善 この夏 暴走する北朝鮮と国際社会の相克、そして 「地経学」(Geoeconomics) の台頭 はじめに: 北朝鮮
新たな態勢を構築すべし!(現下の情勢急変に如何に対応するか?)
1 初めに 急変する中国、北朝鮮、ロシアそして韓国の諸情勢に、我が国は充分に対応出来ているのだろうか? 特に北朝鮮の情勢については、安倍首相が強烈な危機感を抱いて、日本に火の粉が降りかからぬように必死な外交的努力を続けて
福本出 国家安全保障局顧問、元海上自衛隊幹部学校長、退役海将、株式会社石川製作所 取締役 東京研究所所長
片岡: 今月のインタビューは福本出さんです。本日は「自衛隊は戦力か」「自衛隊は軍隊か」といったことを中心にお伺いしたいと思います。宜しくお願い申し上げます。 福本: 最初に、安倍晋三内閣総理大臣が憲法記念日に
香港はどこへ行く(2)__中国ビジネスに見る香港機能
前回は香港にとっての逆風について書いたが、今回は進化する香港機能について考えてみたい。 今世紀に入ってから中国のWTO加盟、香港とのCEPA締結によって中国の外資受け入れが大きく変わった。WTO加盟前の中国は外資企業のサ
望月晴文 東京中小企業投資育成株式会社 代表取締役社長 元経済産業事務次官、元中小企業庁長官
片岡: 今月のインタビューは望月晴文さんです。本日は中小企業政策についてお伺いしたいと思います。宜しくお願い申し上げます。 望月: 日本人は結構概念的なものを好むからかもしれませんが、戦後、通産省の中で作られ
香港はどこに行く
7月は香港に嵐を呼ぶであろう。習近平が香港返還20周年に来港し、中国初の空母の寄港など波乱要因がいくつもある。 7月1日には林前政務官の行政長官就任がある。初めての女性CEOだが2001年迄香港政府No.2の政務官を務め
原点に返って議論を!(特別防衛監察に思う)
1 初めに 3月以来、実施中であった特別防衛監察の結果が7月28日公表された。今回の日報の公表に係る発端は、昨年7月、南スーダンの首都ジュバで大規模武力衝突が生起したことに関連して、7月19日に情報公開請求がなされたこと