Posts In Category
連 載
「我が国の歴史を振り返る」(68) 我が国の安全保障政策をめぐる議論
▼はじめに 前回、「芦田書簡」とマイケルバーガーの安全保障論を取り上げたが、占領期の後半、我が国の安全保障政策をめぐって様々な議論が行われた事実はなぜかあまり語られていません。 我が国は、この頃の情勢判断の結果を今なお
世界は、二つのリスクを抱えて、‘2021年’を迎えた
目次 はじめに コロナ危機、民主主義の危機 ——- P.21.終息見えぬコロナ危機(1)コロナ対策と経済再生への ‘構’(かまえ) (2)コロナが放つ‘警告’と‘示唆’2.民主主義
「我が国の歴史を振り返る」(67) 占領政策の変更に伴う混乱
▼はじめに(「共同謀議」について補足) 前回取り上げた「共同謀議」について、1点、補足しておきたいと思います。それは、林房雄氏の『大東亜戦争肯定論』に出てくる文章です。林氏の肯定論自体については、本メルマガの総括で取り
「我が国の歴史を振り返る」(66) 占領政策の変化と「東京裁判」
▼はじめに 「新年おめでとうございます」との挨拶がはばかられるように、正月早々益々感染が拡大し、再び「緊急事態宣言」が発令される事態になりましたが、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。 すでに高齢者であり、なにがしか
世界経済 2021年の針路
目次 はじめに 2020年 ‘年の瀬 ’の国際環境 ——–P.2 (1) コロナワクチン 接種始まる(2) 連呼の脱炭素社会宣言(3) `2020
「我が国の歴史を振り返る」(65) 中国共産党政権誕生“秘話”
▼はじめに(ジョージ・マーシャルについて) 私は長い間、「国民政府はなぜ共産党に敗れたか」「アメリカがなぜ蒋介石を見捨てたか」に疑問を持ち、日本の著名な昭和史研究家、学者、外交官などの著書を調べていましたが、目についた
「我が国の歴史を振り返る」(64) 「東京裁判」の性格
▼はじめに 前回の日本改造に続き、「東京裁判」についても振り返っておきましょう(この正式名称は「極東国際軍事裁判所」ですが、本シリーズでは、通例に従い「東京裁判」と呼称しています)。裁判は、かつての陸軍士官学校、戦時中
「我が国の歴史を振り返る」(63) 「日本国憲法」の寿命
▼はじめに 近頃、一昔前まで「55年体制」と称して自民党と政界を2分した日本社会党(現在、社会民主党)が福島瑞穂党首一人になったことがニュースになりました。 このようなニュースに接すると、かつては土井たか子、村山富市、そ