`対中国で再結束目指す’ バイデン政権下の米国と国際関係
目次
はじめに 2021年は多国間主義の転換点 ——– P.2
(1)バイデン米国主導の多国間会議は国際協調
(2)新生英国が標榜するは`Global Britain’
第1章 バイデン米政権と国際協調 ——- P.3
1. バイデン外交の姿勢
・米国は戻ってきた
2. バイデン政権の対中政策の枠組み
(1)対中政策はOne-China policy
・二人のCommentator:P. Stephens & M. Wolf
(2) ‘インド太平洋調整官’ の新設
3. 対中政策に映るバイデン政権、二つの戦略思考
(1)戦略的競争(Strategic Competition)
(2)戦略的忍耐(Strategic Patience)
第2章 Post-Brexit、新生英国の行方 ——- P.8
1.‘Britain‘s place in the world’(新生英国の世界の居場所)
(1) Global Britainが目指す役割、そして今、対峙する問題
・ジョンソン政権の課題
(2)終焉 迎えつつある英・中「蜜月関係」
・Anglo American alliance 再生
2.英国のTPP参加申請と日本
おわりに 「大観」を思う ——- P.11
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はじめに 2021年は 多国間主義の転換点
(1)バイデン米国主導の多国間会議は国際協調
2月19日、G7サミットが、オンラインで開かれました。その会議は、トランプ米大統領の下で深まったG7の亀裂を修復し、新型コロナウイルス危機や気候変動問題、そして脅威を振りまく中国に対して、協調して対応する決意を明確にするものだったと、国際協調再出発を記す処です…