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‘Post-truth’ とPresident Donald Trump

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はじめに:アメリカニズム

日本外国特派員クラブが発行する会員機関誌「Number 1 SHINBUN 」1月号は、1993年8月 18日、来日中のトランプ氏が(彼の訪日は、先の金融危機の際、支援をしてくれた日本やアジアの投資家へのお礼旅行とされていた)同クラブのProfessional Luncheon のスピーカーとして現れ、当時の日米通商交渉について、米側の交渉力の弱さを批判したのですが、その際の様相を同日付でN.Y. Timesが次のように報道していたと、紹介しています。

・・・ urging the U.S. to get `tougher’ with Japan in its trade negotiations and calling past U.S. negotiators `moron’ and `idiot’. The article also quoted him as saying that in trade negotiations America should be represented by a top businessman.

要は、米政府に対し、対日交渉に当っては、タフであるべきで、これまでの米側交渉者は低能でバカな連中で、これからの通商交渉はトップのビジネスマンにやらすべきと、言っていたと報じるものだったのですが、果せるかな、それから24年、今月20日、不動産王の彼は米国第45代大統領に就任したのです。まさに彼の有言実行の極みと云う処です。そして、America first(米国第一主義)を旗印に、deal (取引)をキーワードに政策の実現に向け船出したのです。尤も、その船出は企業への口先介入という形で既に始まっています・・・

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