Posts In Category

安全保障・危機管理

 「両雄並び立たず」 オバマ大統領は、2012年1月5日、アジア太平洋地域での軍事的なプレゼンスを強化する内容の新国防戦略を発表した。 米国はなぜアジア太平洋地域を重視視するのだろうか。それは「中国の台頭」に対抗するた

片岡:  今月の右脳インタビューは西本逸郎さんです。本日は、サイバーセキュリティについてお伺いしたいと思います。 西本:  まずサイバー攻撃を仕掛けてくる人は大きく分けて3種類あります。① 金銭目的で、コソ泥から組織犯ま

    9月3日に、「抗日戦争・反ファシズム戦争 勝利70年記念式典」が、北京の天安門広場で 挙行された。中国人民解放軍総参謀部作戦部の 曲睿・副部長は8月21日、1万2000人が習近平中央軍事委員会

 メッケル少佐――帝国陸軍の「お雇い外国人」 明治政府は「富国強兵(殖産興業と軍の近代化)」を大戦略として、欧米の先進技術や学問、制度を輸入するために「お雇い外国人」を招聘した。 陸軍は、ドイツ帝国にその指南を要請し、

軍事戦略の策定過程は、下位の軍事力運用の基本を律する極めて重要な段階であり、戦略策定は、指揮官が自らの責任において実施するのが基本である。他の戦略の策定過程も同様であり、最高意思決定者が自らの責任において実施しなければな

 黄禍論とは何か 黄禍論とは、マハンとルーズベルトが活動した19世紀半ばから20世紀前半にかけてアメリカや欧州などの白人国家において現れた、「黄色人種脅威論、人種差別の一種」である。黄禍論の根底には、「白人に比べ黄色人

戦争の要因は、利益と恐怖と名誉、今風に言い換えれば、経済的利害、力の優位、価値観ないし統治の正統性をめぐる対立である。だが、対立が必ず戦争につながるわけではない。そこには、戦争を制約する第4の要因がある。 欧州に国民国家

 マハンの良き理解者――ルーズベルト マハンの戦略理論がいくらアメリカにとって、価値あるものであっても、国策として採用されなければ、単なる「理論」として終わり、その著書「海上権力史論」も海軍大学校などの図書館の中で、古