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世界の鉄鋼市場が米国の輸入関税騒動をきっかけに分断され供給過剰がおきている。今年1~6月の世界の粗鋼生産量は最大の生産国である中国の伸びが過去最高となった。中国は国内景気対策で増産が続く一方あふれた鋼材が輸出されアジアな

▼はじめに  本歴史シリーズを発信開始してから、記念すべき第10回目となりました。読者の皆様はいつもご愛読ありがとうございます。まだまだ“序章”にしか過ぎませんが、幕末ぐらいから、日本史と世界史の“横のつながり”と日本史

ジム・ロジャーズと言えば、世界三大投資家とされる人物で、筆者のような貧乏学者にはあまり縁がなさそうに思えるが、この1月(2019年)に『お金の流れで読む日本と世界の未来』と題する著書が刊行され、ついうっかりAmazonで

▼はじめに(民族の差)  だいぶ前ですが、インドのマンモハン・シン元蔵相が「かつて欧州から鉄砲が伝来した際、日本人はこれをマネして火縄銃を作った。中国人は鉄砲を見せられて値切りにかかり、インド人に至っては、横目でチラリと

▼はじめに 前回、『先占の原則』を紹介しましたが、1988年に英国のサッチャー首相が「ヨーロッパ人がいかにこの世界の多くの土地を探検し、植民地化し、文明化したかは、まことにすばらしい勇気と才覚の物語でありました」と発言し

▼はじめに 我が国の江戸時代と時を同じくする17世紀から19世紀にかけて、欧州諸国は、その後の国際社会に甚大な影響を及ぼすことになった「大変革」を遂げました。まずは、本歴史シリーズの目的などから、それらの実態をわずかに3

▼はじめに(信長・秀吉・家康の外交・防衛の総括)  信長・秀吉・家康の外交・防衛を総括しますと、信長の「抑止」、秀吉の「積極防衛」(戦略攻勢)、そして「鎖国」は「専守防衛」と共通点があることから、「国防」という観点に立て

1.銅スクラップ従来は銅地金の相場をLME(London Metal Exchange)中心に追いかけていたが、銅スクラップなど銅製品の原料となる銅スクラップの対中輸出にブレーキがかかっている。中国景気の減速もあり日本で