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金融関係者
「投資」を考える③ 似て非なる「投資」と「投機」 多くの中央銀行は両者を混同
人を「投機」に走らすものは「強欲」だが、人を「投資」に導くものは「大志」と「情熱」である。 「投機」と「投資」は根本的に異なるものだが、現世ではこの両者はすっかり混同されている。中央銀 行の超金融緩和は「投機」を招くが、
「投資」を考える② 勝者の農業 米国、果樹園経営からの報告
日本の耕作地の総面積は約454万㌶だそうだが、その多くの部分が低稼働または不採算で、政府の 保護なくしては維持不可能だ。これらの農地所有者には、これまで減反などでさまざまな政府補助金が 支払われてきたが、その金額は農家へ
アメリカのGPOと医療システム(オバマケアを中心に)
国際医療福祉大学大学院「乃木坂スクール」の第9回「医療材料マネジメント」公開講座の講師として、2014年6月13日19:45~21:15に「アメリカのGPOと医療システム(オバマケアを中心に)」と題した講演をしました。こ
飛び交う独立社外取締役の是非論を切る
独立社外取締役の是非論が飛び交っているが、独立社外取締役に求められる役割についての議論は深まっていないようです。この点を議論しないで是非論だけを議論しても意味がありません。 4月21日に政府の「対日直接投資
「投資」を考える① 「医師主導の創薬」が米国の潮流に
「医師主導の創薬」が米国の潮流に 生命科学部門に関する一所見
混合診療の自由化を ~民間医療保険の拡大で成長戦略の柱に<手つかずの岩盤規制>
医療費に占める自己負担比率は原則3割とされているが、現実に医療保険制度の枠内で負担しているのは12.3%に過ぎない。全額自己負担の自由診療を含めても、自己負担は総医療費の18%と先進諸国の中でもっとも低い。 問題は82%
<書評・この一冊>「日本病院史」藤田保健衛生大学教授 福永肇著
古代から現代に至る465ページに及ぶ日本で初めての本格的な病院の通史である。日本に病院が設立された史実を的確に把握・理解することで、視野が広がり、今日の医療制度や病院が抱える問題を深く知ることができる。近代病院ができて1
機能していない病床規制の全廃を ~既得権益を保護する競争制限政策<医療分野で創造的破壊を>
医療分野における岩盤規制には、株式会社形態の病院の新規参入禁止、混合診療の原則禁止、民間保険による現物給付の禁止などに加えて、「病床規制」がある。 これは、全国を348に分けた地域ごとに必要病床数の総量を定め、地域内の病