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日本衰退をもたらしている財務省の嘘を突いた小噺

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財政規律くんと、素直くんの会話
(下記への追加修正および複製は自由です。私たちは本件の著作権を放棄します。誰か、挿絵を入れてください。)
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【政府支出が税収よりも先にあるという話】

財政規律くん: 税収だけを政府は支出の財源にしなければならない。税収を上回る金額の支出を政府がすることは財政規律に反する。
素直くん: 税収というのは国民が政府に納税した税による政府の収入のことですか?
財政規律くん: そうだ。当たり前だ。
素直くん: 国民が納税するための貨幣はどこから来たのですか? 国民が作ったのですか?
財政規律くん: 馬鹿者め。国民が勝手に貨幣を作ったら、通貨偽造罪になる。政府が貨幣を作って発行したのだ。
素直くん: 政府が貨幣を発行したらどうして国民が貨幣を持っているようになるのですか? 国民に貨幣を配ったのですか?
財政規律くん: 馬鹿者め。政府が国民に仕事を発注して支払ったのだ。そうやって政府が支出した貨幣が国民の間に広まったのだ。
素直くん: あれー。その話だと政府は税金を国民から集める前に支出していますよ。政府が貨幣を発行して支出をするんですよね。
財政規律くん: そうだな。おかしいな。確かに税収の前に政府は貨幣発行して支出しているな。
素直くん:すると、税収の前に支出があるんですね。
財政規律くん:そうだ、先に配ってやってるんだ、もっと有り難がれ!
素直くん:ありがとうございます!でも、財政規律はどうするんですか?
財政規律くん:そうだな、支出が先になってしまったが、収支は一致させないとな。だから、支払った貨幣は税収として返してもらおう。
素直くん:あれ、でもそうすると僕たち、使えるお金がまったく残りませんね。
財政規律くん:、、、、、。
素直くん: 財政規律というのは本当に正しいのですか?
財政規律くん: 先輩に教えてもらったのだから正しいのだ。理屈ではないのだ。
素直くん: 財政規律は理屈ではないという事は、宗教ですか?
財政規律くん: 当たり前だ。信じる信じないはあなた次第だ。わかったか。
素直くん: わかりません。

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【日本銀行による信用創造と国債についての話】

素直くん: こんにちは。この前は税金の事を教えてくれてありがとうございました。財政規律は宗教だということがわかりました。今日は1万円札のことが知りたくて来ました。
財政規律くん: 勉強熱心は良い事だ。何でもききなさい。
素直くん: 1万円札は誰が配っているんですか?
財政規律くん: 日本銀行というところが発行しているんだ。日本銀行というと堅苦しいので君には「銀ちゃん」という名前で説明しよう。
素直くん: 銀ちゃんは勝手に1万円札を発行しても通貨偽造罪で捕まらないのですか?
財政規律くん: 法律で銀ちゃんが1万円札などのお札を発行することになっているので通貨偽造罪にはならないよ。
素直くん: 銀ちゃんが発行している1万円札は銀ちゃんのものですか? 銀ちゃんのものなら、銀ちゃんは大金持ちです。
財政規律くん: 銀ちゃんが民間銀行から預かっている預金の中から一部を民間銀行が引き出す時に、銀ちゃんが民間銀行に1万円札を渡しているだけなので、銀ちゃんは1万円札を自分では使えないんだ。だから1万円札を発行できるからといって銀ちゃんが大金持ちということはないよ。
素直くん: 政府は銀ちゃんに物凄い金額の借金をしていると、母さんに聞きました。本当にそうなんですか?
財政規律くん: 本当だよ。政府が全く支出をしないで20年返済を続けてやっと返せるかどうかというくらいの借金だよ。
素直くん: 銀ちゃんは大金持ちでもないのに、どこでそんな大金を作って政府に貸したんですか?
財政規律くん: 政府が国債という名前の借用書を民間銀行経由で銀ちゃんに渡すと、銀ちゃんが政府の銀行口座に金額を書き込んでくれるんだよ。銀ちゃんは自分のお金がなくても銀行口座に金額を書き込めるんだ。
素直くん: えー。それって、働かなくても、自分のお金じゃなくても銀ちゃんは勝手にお金を作れるってことですよね。
財政規律くん: そうだよ。 お金というものを皆は勘違いしているが、お金そのものには価値はないので政府はいくらでもお金を発行できるんだ。お金は人々が自分の得意分野で働いて価値ある物やサービスを作り、他人が作った物やサービスの中から自分の欲しいものを得るための橋渡しをして国民が幸福になるために政府が発行しているんだ。
素直くん: 銀ちゃんは政府なんですか?
財政規律くん: 銀ちゃんは政府の子供だな。政府の家族の一員で政府からお札の発行を任されているんだ。
素直くん: いくらでもお金を発行できる政府がどうして、政府の子供の銀ちゃんからお金を借りるんですか?
財政規律くん: それはだな、先輩が銀ちゃんからお金を借りろと決めたからだ。
素直くん: 銀ちゃんにお金を返さなくていいんですか?
財政規律くん:  返さないといけないよ。それで政府は国民から税金としてお金を集めて銀ちゃんから借りた国債を返そうとしているんだ。
素直くん: さっき、国民が幸福になるために政府がお金を発行したと言いましたよね。お金を税金として国民から取り上げて、銀行口座に書き込んでお金を作っただけの銀ちゃんにお金を返すって、おかしくないですか? 国民が不幸になるだけですよね。
財政規律くん: うぬぬ。 うーん、そうなんだが先輩が借金は税金として集めた金で返せと決めたんだ。
素直くん: でもさっき、政府はいくらでもお金を発行できると言いましたよね。いくらでもお金を発行できる政府がどうして、子供である銀ちゃんからお金を借りるんですか? 借りなかったら金利もつかないし、返さなくても良いですよね。
財政規律くん: ぐぬぬぬぬ。 それはだな。それは、何というか先輩が銀ちゃんからお金を借りろと決めたからなんだ。しかし、なんで銀ちゃんから政府はお金を借りるのだ。俺もわからなくなってきた。
素直くん: もうこうなると、宗教ですね。理屈ではないということですね。その先輩というのは今どこにいるんですか?
財政規律くん: そういえば、先輩に会ったこともないし誰かも知らない。言い伝えがあるだけだった。今まで、俺が信じてきた財政規律って何だったんだ。理屈ではない宗教だったのか? 俺の青春を返せ!!

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【政府通貨発行の話】

素直くん: 今日は前から持っている疑問を解決したいと思って来ました。
財政規律くん: なんだね。何でも言っていいんだよ。
素直くん: 財務省というところは政府の借金を増やしたくないと強く思っているそうですね。
財政規律くん: そうだよ。借金無しで税収の範囲内だけで支出をしたいと思っているよ。
素直くん: でも政府は国債という借金を毎年していますよね。
財政規律くん: そうなんだ。そこで財務省は政府の支出を減らしたり増税をして、借金をしなくても良いようにしようとしているんだ。
素直くん: 政府には通貨発行権があると教えてもらったことがあります。政府が自分で通貨を発行すれば借金をしなくてもすむはずですが、どうなっているんですか?
財政規律くん: それは、政府が通貨の発行を始めると、通貨を発行しすぎて物価がどんどんと上がるというハイパーインフレになってしまうことを恐れているんだ。
素直くん: インフレになったら増税したらいいんじゃないですか? 増税したらインフレは収まると教えてもらいました。
財政規律くん: インフレになっても政府は増税しないでハイパーインフレになると多くの経済学者が言っているんだ。
素直くん: 財務省はそんな経済学者の言う事を信じているんですか?
財政規律くん: そうだよ。財務省の人たちは経済学の専門家じゃないからね。本当は法律の専門家なんだ。
素直くん: でも財務省はインフレになってなくても消費税の増税を頻繁にやっていますよね。財務省って増税が好きというか特技のようなので、政府が増税しなくてハイパーインフレになるという経済学者たちは間違っているんじゃないですか?
財政規律くん: それもそうだな。政府が通貨を発行して予算を組めば良いのか。そうすれば、確かに政府は借金を増やさないで済むな。インフレになってきたら財務省の特技の増税をすれば良いんだ。簡単だ。
素直くん: そうでしょ。何で、こんな簡単なことが今までできなかったんですか?
財政規律くん: それは先輩と経済学者が政府は通貨を発行すべきではないと言ったからなんだ。
素直くん: ママも言ってたけれど、自分の頭で考えないと馬鹿になるそうですよ。
財政規律くん: そうだよな。財務省では先輩の決めたことが絶対だから、あまり何も考えないままで馬鹿になっているようだな。
素直くん: 今までの経済学者の意見ばかりを聞いていたら財務省は間違ってばかりになりますね。
財政規律くん: 誰か良い経済学者を知らないか?
素直くん: 三橋貴明先生が良いとママが言ってました。
財政規律くん: それは良い事を教えてくれた。財務省の後輩に教えておこう。
素直くん: えーっつ。あなたが財務省の先輩だったんですか? 政府は通貨発行すべきではないと言っていたのはあなただったんですか?
財政規律くん: 実はそうなんだ。お恥ずかしい! 穴があったら入りたい! Oh No!
 
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【財源が無いという言葉の嘘】

素直くん: 財務省って、ママが言うには嘘つきの悪人だそうだけど、財務省は何をしているんですか?

財政規律くん: 財務省の仕事の中で一番重要なものは、限られた財源の中で適切に予算配分する事なんだ。

素直くん: 限られた財源というのは本当の事なんですか? ママはそこが一番怪しいと言ってました。

財政規律くん: 君のママは財務省に厳しいんだね。限られた財源という事の何が怪しいとママは言ってたのかい?

素直くん: ママは映画館の入場券と座席とお客の関係で説明してくれたんだ。入場券は貨幣のようなものなんだって。

財政規律くん: それは面白そうな話だね。詳しく教えてくれないか。

素直くん: ママが言うには入場券はぺらぺらの安い紙でできているので、映画館は何枚でも印刷して、入場券をたくさん作ることができるんだ。しかし、座席はたくさんの種類の材料も必要だし組み立てたり取り付けたりする職人さんがいるんだ。それと座席を入れる大きな部屋も映画用の大きなスクリーンもいるし、面白い映画も作らないといけないので、大変なんだ。ここまで言ったからわかったでしょう?

財政規律くん: 全然わからないよ。

素直くん: おじさんは鈍いな。いくらでも印刷して作れる入場券は政府の財源と同じだよ。だから、政府が財源が足りないというのは映画館が入場券が足りないと言っているのと同じで、本当におかしな事だと、ママは言ってたんだ。

映画が見たいという人がいたら、いくらでも入場券を印刷してお客さんに渡せばいいんだよ。

そして、お客の人数が座席の数よりも増えそうになったら、入場券を配るのを止めないといけないんだ。でもこれは入場券が足らないという事ではなくて、座席が足らないという事なんだ。

財政規律くん: うーん。その映画館の入場券の話は財務省にとって危ない話だな。この話はここだけの話にして、だれにも言わないようにしてくれないかな?

素直くん: 限られた財源という話は嘘だとばれないようにしたいという事なんだね?

財政規律くん: 君のママは怖いという評判なので、君には嘘は言えない。そうなんだ。限られた財源という話は嘘なんだ。財源が限られていると言っておかないと、財務省は他の役所の予算を削るという仕事ができないんだ。

素直くん: どうして財務省は他の役所の予算を削りたがるの?

財政規律くん: 削らないようにして欲しかったら、財務省の言うとおりにしろと言いたいからなんだ。

素直くん: 性格悪すぎ。ママが言ってたとおりの嘘つきの悪人だね。

財政規律くん: そうなんだ。

素直くん: 明日、学校に行ったらこの話を言いふらそうっと。面白くなりそう。

財政規律くん: あちゃー。

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【財政危機という嘘】

素直くん: こんにちは。この前は財源が無いというのは嘘だとおしえてくれてありがとうございました。学校でその事を話したら、友達の太郎君も一緒におじさんの話を聞きたいと言い出したので、連れてきたんだ。
太郎くん: こんにちは。ぼくは家ではママやパパに国債の話をたずねたんだけど、判らないって言って、教えてくれなくて困ってたんだ。よろしくお願いします。
財政規律くん: 勉強熱心でいいね。ところで太郎くんがたずねたいという国債の話とはどんなことかな?
太郎くん: 国債を政府が銀行に売って政府が必要とするお金を得ているそうなんだけど、買ってくれる銀行がなかったり、ちょっとしか国債が売れなかったらどうするのですか?
財政規律くん: その場合は国債の金利を上げて国債を買ったらたくさん儲かるようにして国債を買ってもらうんだ。そうしたら、国債が売れないということはないんだ。
太郎くん: そうすると、国債という借金を返す時にはたくさんの金利も付けて返すんですよね。
財政規律くん: そうだよ。
太郎くん: 国債を返すためのお金はどうやって得ているんですか? 税金での収入だけでは足らないから国債を出しているんですよね。だから税金を集めて返すなんかできないですよね。
財政規律くん: そうなんだ。だから今は新たな国債を売って得たお金で前の国債での借金を返しているんだ。新たな国債での借金は前の国債で借りた金額に金利を足したものよりも大きくなるので、このままだと借金がどんどん増えていって大変な事になるんだよ。
太郎くん: そうなんです。学校においてあった国債の話という本にも、国債という借金がどんどん大きくなって僕たちを踏みつぶす危険があるって、書いてあったんだ。だから、国債がどんどん大きくなる前にみんなで節約しながら頑張って税金たくさん払って、それで国債を返さないと大変なことになると思っているんだ。
素直くん: みんなで節約しながら頑張って税金たくさん払って、それで国債を返さないと大変なことになるっていうのも、学校においてあった国債の話に書いてあったと思ったよ。
太郎くん: そうだよ。それを読んで、パパもママも税金をたくさん払わないといけないので、僕も食べるものを減らして我慢しないといけないと思っているんだ。
素直くん: 僕は太郎くんに言ったんだ。日本銀行は何もない所からお金を作れるんだから、またお金を作って、日本銀行が国債を民間銀行から買ってしまえばいいんだって。そして、日本銀行が国債という借用証書を破って捨ててしまったら、政府の借金は無くなってしまうって。だから、ぼくたちが食べるものを減らして我慢して税金を払う事なんかないよって。
太郎くん: 国債を破って捨てる事なんかできっこないよ。日本銀行の財産なんだから。
素直くん: そうだ。政府が政府貨幣を発行してそれで日本銀行に対して国債という借金を返せばいいんだ。そうでしょう、おじさん。
財政規律くん: 実はそうなんだ。
素直くん: 政府貨幣を発行したら、政府は国債という借金なんか、もともとしなくても良いし、税金も本当はほとんど集めなくてもいいんじゃないんの。どうして政府は政府貨幣を発行しようとしないの、おじさん? まさか、あれ?
財政規律くん: 素直くんは勘がどんどん良くなってきたね。実は、たくさん国債を発行していると財政危機だと言いやすいんだ。財政危機だと言っとけば、財務省は他の省庁の予算を削れるので、予算を削られたくなかったら言う事を聞けと言いやすいんだ。政府貨幣を発行したら財政危機だとか言えないだろ、だから政府貨幣の発行をやりたくないんだ。
素直くん: 太郎くん、もう食べるものを減らしたりして我慢しなくていいんだよ。
太郎くん: わかった。
財政規律くん: ところで太郎くんの名字は何なのかな?
太郎くん: 麻生だよ。
財政規律くん: 麻生、麻生、--、あちゃー。

【参考サイト】

1. 財務省は日本国民の敵である!

上図の出典: https://youtu.be/jzYdveFWido

2. 財務省は日本の敵?

http://nonojirou.doorblog.jp/archives/52830194.html

3. 三橋TV第93回【財政破綻論者は”人殺し”という残酷な真実】

上図の出典: https://youtu.be/5yiJq75HXaw

4. 三橋TV第85回【夢にまで出てきた財務省の嘘】

上図の出典: https://youtu.be/LRI6Hpg2qrQ 

5. 「財務省がMMT批判するのは他省庁や国会議員への優位性が下がるからでは?」週刊西田一問一答

上図の出典: 
https://www.youtube.com/watch?v=2x_XfX9vPmA&feature=youtu.be&t=202

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