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過剰生産の太陽光発電 日本を狙う
中国では殆どすべての産業で過剰生産が問題となっている。中央政府は毎年生産設備の廃棄とか、同一産業内での統合を命じるが効果が現れたという話は聞いたことがない。一般的には過剰の代表産業である鉄鋼業界を見ても、地方政府にとって
上海自由貿易試験区
昨年8月末に国務院の正式認可を経て上海に自由貿易試験区(以下FTZ)が設立されたが、一般には人民元の取引自由化、人民元兌換や金利の自由化などを見越して銀行関係がまず進出するものと見られていた。実際に蓋を開けてみると上海浦
北京の空 “環境問題は百年清河を待つ” なのか
2013/5/1 空気の汚染 今年の春節が近くなると北京のスモッグが大騒ぎとなった。確かに日中でも薄暗い。1月は視界良好日が数日しかなかったこともあるが、市民も事の重大さに何とかしなくてはという気持ちが動いたのかも知
育児用粉ミルク 買い占めで揺れる香港
2013/4/1 中国人による粉ミルク買い占め 今年に入ってN.Y.Timesとか豪Daily Telegraphなどが「中国人による乳幼児用粉ミルクの買い占めによって現地での粉ミルク不足の事態を招いている」と報じた
地域金融機関の経営革新に向けて、発想の転換とITの本格的利用を望む
我国の地域金融機関は、地域経済の停滞を映じて借入金需要が伸び悩むなか、消耗戦的競争を続けており、難しい経営を余儀なくされている。 これら金融機関の経営の厳しさが、少子高齢化という我国のトレンドおよびデフレの長期化により
中国の消費に期待したが、出店か閉店か 揺れる小売業界
2013/3/1 ローテク産業の衰退 Li & Fung(利豊)は香港を代表する企業だ(注1)。正確に業態を表現することは難しいが、アメリカのWalmartとかTarget、英国のMarks &
27%が背中を押すアメリカ移民法改革
かなり以前からアメリカの移民法改革の鍵を握るのは、ヒスパニック系の動向次第と観測してきた。これまで、多くの会合や出版物でその実態と論理を説明してきたが、半信半疑の人もいたようだ。 しかし、このたびの大統領選挙の結果は、ヒ
中国中に国際金融センター設立の動きがあるが
2013/2/1 香港・深圳(シンセン)の一体化構想はここ数年に亘り次々と発表されている。本稿でも昨年2月に「港湾業の深圳と香港の協力は可能か」として港湾業から見たこの間の事情を解説した。ところが、深圳側は最近のローテ