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知財部員は現代の武士である

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研究・開発技術者が育てた技術の実りである製品を、生産技術者が工場で商品として生産し、その商品を営業部員が顧客に販売する。
これは、士農工商にあてはめると、研究・開発技術者は農に相当し、生産技術者は工に相当し、営業部員は商に相当する。それでは、士は誰であるか?

士は知財部員である。なぜならば、知財部員だけが企業内では知的財産権という刀を持ち、それを活用して領民である農工商を守ることを任務としているからである。

知財部員が武士であり、知的財産権が刀であり、敵の侵略から領民を守ることを任務としているのであるから、知財部員は領地内外を巡視し敵の侵入の有無や侵入の気配を 探知しなければならないし、探知したなら敵と戦って敵を排除しなければならない。

敵から領民を守ることなく、領民から年貢を取り立てることばかりをしていた武士もたまにはいたと思う。これは、現代に置き換えれば、自社の知的財産権を用いて、 グループ子会社からの実施料の徴収ばかりに注力している知財部ということになる。

知財部員は現代の武士であるから、良い刀を見抜く目や、主戦場となる場所にあらかじめ城を築く先見性と実行力、敵の動向や攻撃を察知する鋭い眼と、 戦うべき時には勇猛に戦う気概と体力と俊敏さが必要である。そして、そのような能力の醸成に常に心がけていなければならない。

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