国政報告2015年6月
日頃から大変お世話になっています。
国民の理解なきまま進む外交・防衛政策の大転換
安倍政権が暴走しています。その外交・防衛政策について、 多くの心配の声が私のもとに届いています。今年の4月末、総 理はオバマ大統領と会談をして、「地球規模の日米同盟」に合 意をしたからです。 今でも、我が国の周辺において、自衛隊と米軍とが協力する ことになっています。総理は、こうした「地理的制約」を取っ 払って、世界どこでも「切れ目なく」軍事協力ができるように したいのです。しかも、国会の議論もなく、国民が問題点を理 解する前に、こうした「歴史的大転換」を行おうとしているの です。
たしかに、我が国は、圧力をかけてくる中国や北朝鮮に対して、米 国をはじめ多くの国と協力関係を強化する必要はあります。 しかし、これはあくまで我が国を直接、具体的に脅かしかねない 国々に対するものに限定すべきです。 私は、単に「地球の裏側の戦争に巻き込まれたくない」という主張 をしているわけではありません。問題は二つあります。