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岩崎日出俊

岩崎日出俊

1953年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、スタンフォード大学経営大学院経営学修士(MBA)。日本興業銀行入行後、審査部副参事、企業投資情報部副部長を歴任。J.P.モルガン証券会社マネージング・ダイレクター(投資銀行部門)、メリルリンチ証券会社マネージング・ダイレクター(投資銀行部門)、リーマンブラザーズ証券会社マネージング・ダイレクター(投資銀行部門)を経て、現在、インフィニティ株式会社代表取締役。大阪経済大学大学院講師。NPO法人「医師と団塊シニアの会」理事 等も勤める。

主な著書
『残酷な20年後の世界を見据えて働くということ』SBクリエイティブ (2014年)
『M&A新世紀』KKベストセラーズ(2009年)
『金融資産崩壊-なぜ「大恐慌」は繰り返されるのか-』祥伝社新書(2009年)
『投資銀行-日本に大変化が起こる-』PHP研究所(2006年)

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中国が抱える問題。 これまでに(1)外貨準備高の逓減、(2)人民元安(の傾向)、そして(3)過剰債務問題を見てきました。 さて、もう一つの問題は資本逃避、いわゆるキャピタルフライトと言われるものです。 この問題は中国共産

【事例1】 最近のクルマの修理工場は、以前とはかなり変わってきたと言います。 修理の現場で意外と多く見られるのがソフトウェア関連。 このチェックのためにテスターをつなぎ、どこがおかしいかを診断します。 そしてよく出てくる

中国はリーマンショックに際し4兆元(62兆円)もの景気刺激策を断行し、世界経済の底割れを防ぎました。 しかしそれが過剰資本ストック、過剰債務となって、その後の中国経済をじわじわと苦しめるようになってきました。 いったいど

『中国の外貨準備高は今年6月末の時点で3兆2100億ドル。5年ぶりの低水準となった5月末時点から134億ドル増と予想外に増加、過去14ヵ月で最大の伸びとなった』(北京/上海 7月7日 ロイター;『こちら』)。 しかしなが

ファンドの解約凍結というと、恐らくは多くの人はリーマン破綻のほぼ1年前の出来事のことを思い出すのではないでしょうか。 2007年8月9日、フランスの銀行BNPパリバが傘下のファンドの解約凍結を発表、その影響で各通貨が暴落

サイコロを振って奇数が出るか偶数が出るか、確率は50%です。 有能な投資家は50%の確率に賭けるようなことはしません。 他の人に見えないものを見ることが出来て確率60%と思えば話は別ですが、50%で賭けるのは博打です。

24日の終値。 フランスと日本の市場がともに前日比約8%下落。 英国や米国は約3%の下落でした。 グラフの数字は対前日比の下落率(%)です。

「先週1週間欧州にいました」と言うと、多くの人から聞かれるのが「Brexit はどうなりますか」との質問。 私の答えは「正直、分からない」というものなのですが、ひとつだけ言えることがあります。 それは、Brexit がど