真田丸
真田丸の第2話が視聴率20%を超えたとのことです。
NHK大河では3年ぶり。
私なりに理由を考えてみました。
【1】知っているようで、よく知らない人物
真田幸村は誰もが名を聞いたことがある武将ですが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などと違って何度もドラマ化されたわけではありません。
かと言って、まったく無名でもない。
知っているようで、実は、あまりはよく知らない人物のことを知ってみたい、というニーズに合致したのかも。
【2】ストーリー展開の速さ
大河と言うと、ある人物の幼少から見させられたりするのですが、これはちょっと勘弁してほしい・・。
真田丸では第1回を天正10年から始め、第2回の前回には早くも武田勝頼が最後を迎えます。
本能寺の変はあと3か月後。
高視聴率を上げたTBS「半沢直樹」でも、さっさと大阪編を終えて、まったく違う東京編へと早いテンポで移行。
同じくTBSの「下町ロケット」でもロケットの話から、比較的はやくガウディ編へ。
最近は昔と違って何かと忙しい・・。
視聴者もある種のテンポを求めているのかも。
【3】笑顔で喜怒哀楽を表現すると言われる堺雅人さん
半沢直樹とダブりますし・・。
【4】現代にも通じうるテーマ
会社勤めの人の中には、
「うちの社長は武田勝頼のように育ちはいいんだが、このままでは競合他社にやられてしまう」
といった危機意識を持っている人もいるかも。
一方、経営者の中には、
「どうすれば会社を存続させられるか、しかもたんに存続させるだけではなく社としての信義は保ちたい」
といった真田家のような意識を持っている人も・・。
扱っているテーマが現代にも通じうるような気もします。
(Hidetoshi Iwasaki’s Blog)