景気は緩やかに回復しているのか?
財務省によると「景気は緩やかに回復している」(16年1月27日の全国財務局長会議;詳しくは『こちら』)。
日銀も同じ判断です(16年1月28日の日銀支店長会議での黒田東彦総裁あいさつ;詳しくは『こちら』)。
しかし企業の決算は良くありません。
日立、パナソニックなど主力電機72社のうち、23社までがここにきて軒並み下方修正を発表(『こちら』)。
(出所:日経新聞2月4日)
先週金曜日に発表されたトヨタの決算も営業利益ベースで前年同期比減益(▲5.3%)の決算。
好調なのは米国(北米)だけで、日本を含むその他地域は販売台数減(『こちら』)。
日本では、今では北米の68%の台数しかトヨタ車が売れなくなってしまいました(2015年10-12月期、日本493千台、北米728千台)。
この数字は高級車レクサスで見ると、もっと大きな台数の差となってしまいます。
日本で売れているレクサス車は北米のわずか13%(2015年1~12月の販売台数;詳しくは『こちら』)。
伸び率で見てもレクサス車の北米での伸び率は、前年比112%。
一方、日本は前年比109%;詳しくは『こちら』。
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本日の日経平均の午前の終値は、前日比▲836円。
為替はとうとう114円台に突入しました。
(Hidetoshi Iwasaki’s Blog)