Posts In Category
安全保障・危機管理関係者
マハンの戦略理論を実現した男―ルーズベルト大統領
マハンの良き理解者――ルーズベルト マハンの戦略理論がいくらアメリカにとって、価値あるものであっても、国策として採用されなければ、単なる「理論」として終わり、その著書「海上権力史論」も海軍大学校などの図書館の中で、古
本格的な武力紛争はどのようなシナリオにおいて生起するか?
武力紛争のシナリオを想定する場合、時期、場所、国際政治的な枠組みにある種の前提を置き、そのもとで生じうる紛争について、その主体と紛争の様相とレベルに応じて事態を分類する。その後、それぞれの事態ごとに、正面、時期、期間、戦
マハンの「海上権力史論」の概要
マハンがこの本に込めた思い マハンが、この本を書いた目的や意図は何だったのだろうか。マハンは、「海上権力史論」の刊行に当たって、次のように書いている。 「海軍大学で海軍史の講義の依頼を受けた時、最近の技術的発展の著しい海
成長戦略を活かす「リスク・マネジメントと保険の手配」(その9) 従業員の問題 「従業員からの訴訟、従業員の不正」
最近「セクハラ」「パワハラ」等「ハラスメント」に纏わるニュースが多くなっ てきているように思われる。テレビドラマにまでこの言葉が頻繁に出てきてい るが、日本の男性や上に立つ人間にどこまで「ハラスメント」に繋がる言動や 行
マハン海軍戦略(その3)――マハンが「海上戦略史論」に執筆者になれた理由
天・地・人 既に述べたように、古来より、事を成すには、「天の時(時代的背景)」、「地の利(立地条件)」、「人の和(人的要素)」という3つの条件が必要だといわれる。前回、前々回とマハンの「海上戦略史論」が世に出た(1890
1 戦略の定義について
戦略とは何かについては、古来幾多の見解がある。ジョミニ(1779-1869)は「国家の防衛、敵国侵襲のため戦地において適当に兵軍を運用する術」とし、同時代のクラウゼヴィッツ(1780-1831)は、「戦争目的のためにする
ビジネスは戦争だ! (講演資料)
前言 人類史は戦争の歴史 あらゆる生き物や国家・組織にとって「生きる事」はすなわち「戦うこと」――生存競争に勝ち残り種をのこすこと 「如何にすれば勝利できるか?」永遠のテーマ このニーズに応えるのが戦略・戦
マハン海軍戦略(その2)――アメリカの地政学
古来より、事を成すには、「天の時(時代的背景)」「地の利(立地条件)」「人の和(人的要素)」という3つの条件が必要だといわれる。前回、「天の時」に着目して、マハンの「海上戦略史論」が世に出た(1890年)し