上海自由貿易試験区
昨年8月末に国務院の正式認可を経て上海に自由貿易試験区(以下FTZ)が設立されたが、一般には人民元の取引自由化、人民元兌換や金利の自由化などを見越して銀行関係がまず進出するものと見られていた。実際に蓋を開けてみると上海浦
右脳インタビュー 望月浩一郎 弁護士 虎ノ門協同法律事務所
片岡: 今月の右脳インタビューは弁護士の望月浩一郎さんです。本日はスポーツ問題についてお伺いしていきたいと思います。 望月: 過労死や労災職業病等の問題を取り扱っている弁護士事務所にいた時に、労災で背中の骨を折った患
中華人民共和国憲法と自由民主党日本国憲法改正草案 ~Series「改憲」(第4回)
本稿では、近代立憲主義の視点から中華人民共和国憲法(中国憲法)を概観し、自由民主党日本国憲法改正草案(自民党改正草案)と比較する。その上で、自民党改正草案が世界にどのように理解されるのか考えたい。 ●価値の多様性 中国憲
右脳インタビュー 岩倉正和
片岡: 今月の右脳インタビューは弁護士の岩倉正和さんです。岩倉さんは数々の著名なM&Aに携わってこられましたが、その中でも買収防衛策の是非が最高裁まで争われたブルドックソース事件注1は印象的でした。それでは投資
北京の空 “環境問題は百年清河を待つ” なのか
2013/5/1 空気の汚染 今年の春節が近くなると北京のスモッグが大騒ぎとなった。確かに日中でも薄暗い。1月は視界良好日が数日しかなかったこともあるが、市民も事の重大さに何とかしなくてはという気持ちが動いたのかも知
漱石の自己本位と立憲主義 ~Series 「改憲」(第3回)
●自己本位 大正4年、夏目漱石は、学習院で『私の個人主義』と題する講演を行い、自己本位について語った。 漱石は大学で英文学を専攻した。英語より先に漢学を学んでおり、教養、人格の骨格としていた。漱石は、日本の英文学研究を代
育児用粉ミルク 買い占めで揺れる香港
2013/4/1 中国人による粉ミルク買い占め 今年に入ってN.Y.Timesとか豪Daily Telegraphなどが「中国人による乳幼児用粉ミルクの買い占めによって現地での粉ミルク不足の事態を招いている」と報じた