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放射線の人体影響のパラダイム転換による日本成長戦略

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2017年9月29日、ある展示会の展示ブースで福島県の復興の話を聞いたことがきっかけで、放射線の問題に興味を持ちました。
色々と調べているうちに、放射線の安全基準の基礎となっているものが、「LNT仮説」という考え方であり、 それを、ほとんどの放射線生物学者や放射線医学者は大間違いの考えだと思っているのに、数十年にわたって正すことができないままであることとその背景を知りました。
LNT仮説とは、「放射線が生物に与える害の量は放射線量に比例する」というものです。
しかも、LNT仮説が年間1ミリシーベルトという安全基準(放射線を放出する同位元素の数量等を定める件(平成十二年科学技術庁告示第五号)最終改正 平成二十四年三月二十八日 文部科学省告示第五十九号の第14条4項)のもとになっており、 これが福島県での原子力発電所事故に起因した除染や避難の原因となっているともわかりました。 本当に、年間1ミリシーベルトという安全基準が適切なものであれば良いのですが、いろいろと調べてみた結果、低すぎる安全基準であるらしいことが わかりました。
確かに、原子爆弾が放射した凄まじい強度の放射線は致死的です。しかし、低線量の放射線までが生物にとって悪影響を与えているとは 思えません。なぜなら、生物は太陽からの様々な放射線が現在よりもはるかに強い時代に生まれたことは、これまでの地球物理学などの研究で判明しているからです。

上図の出典: http://watasumu.blog28.fc2.com/blog-entry-53.html

すなわち、生物は放射線のもとで発生し進化してきたのであるから、ほんの少しの放射線でも生物にとって害があるというLNT仮説はおかしいのではないかと直感したわけです。
この直感は、たくさんの論文や動画を調べた結果、正しそうだと思いました。 現在の各国の安全基準はICRPというNPOがLNT仮説に基づいて出している勧告に基づいています。
現在の放射線管理をめぐる状況は、科学的で合理的な知識が抑圧されて不合理な制度やシステムが広がっている状態なのではないかと、思いました。
すなわち、この分野でのLNT仮説の打破をして、適切な安全基準や法制度を設定したいと、思いました。詳しくは、下記リンク先に戦略を記述しました。

http://www.patentisland.co.jp/Strategy_for_Japan_by_shifting_the_paradigm_about_Radiation.pdf

 

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矢野 義昭 軍事研究家、元陸上自衛隊小平学校副校長、陸将補