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法考古学と税考古学の広場
大塚正民:弁護士、米国弁護士、会計士、米国CPA
第35回 国際法務その1: 国内法としての国際刑法と国際法としての国際刑法
アメリカ人ジャックが日本国内で殺人を犯せば、日本刑法第199条(注1)によって罰せられます。日本刑法第1条第1項が、「この法律(日本刑法)は、日本国内において罪を犯したすべての者(日本人か外国人かを問わず)に適用する」と
第34回 犯罪の被害者と加害者その5 : 被害者参加制度
「犯罪被害者等基本法」の法律の目的達成のための具体的施策としては、現在のところ、3つの制度があります。① 「被害給付金制度」、②「被害者参加制度」、③「損害賠償命令申立て制度」です。前回(第33回)では、「被害者給付金制
第33回 犯罪の被害者と加害者その4 : 被害者給付金制度
「犯罪被害者等基本法」は、「犯罪被害者等の権利利益の保護を図ることを目的」とする法律です。この目的達成のための具体的施策としては、現在のところ、3つの制度があります。①「被害給付金制度」、②「被害者参加制度」、③「損害賠
第32回 犯罪の被害者と加害者その3: 「サムの息子法」
「サムの息子法」を巡るアメリカの裁判闘争の歴史において比較的有名な裁判例としてHenry Hill 事件とJean Harris 事件があります。前回(第31回)では、これら2つの裁判例のうち、まずHenry Hill
第31回 犯罪の被害者と加害者その2: 「サムの息子法」
前回(第30回)では、「サムの息子法」の名称の由来およびその概要、そして「サムの息子法」に対しては、その制定当初から、様々な形で犯罪者側からの反撃があった、ということを述べました。そこで今回は、「サムの息子法」を巡るアメ
第30回 犯罪の被害者と加害者その1: 「サムの息子法」
平成17年(2005年)4月1日施行の「犯罪被害者等基本法」は、「近年、様々な犯罪等が跡を絶たず、それらに巻き込まれた犯罪被害者等の多くは、これまでその権利が尊重されてきたとは言い難いばかりか、十分な支援を受けられず、社
第29回 粉飾決算その7: 第4類型の粉飾決算(続)
一般に粉飾決算と言われるものには3つの基本的な類型があり、第1類型が、事実そのものを偽るもの(例えば、架空の売上げを計上する。)、第2類型が、子会社を使うもの(例えば、不良品を親会社の在庫としないで子会社の在庫とする。)
第28回 粉飾決算その6: 第4類型の粉飾決算
一般に粉飾決算と言われるものには3つの基本的な類型があり、第1類型が、事実そのものを偽るもの(例えば、架空の売上げを計上する。)、第2類型が、子会社を使うもの(例えば、不良品を親会社の在庫としないで子会社の在庫とする。)