好調だったのはジーユーだけ
一昨日発表されたユニクロの決算(『こちら』)。
上半期(9月~2月)実績は前年比▲55%の減益。
通期予想も▲46%の減益。
なかみを良く見ると(『こちら』)、好調だったのはジーユーのみ。
ほかは国内も海外もかなり苦戦を強いられています。
株価も昨年夏には61,000円を超えていました(7/30、61,930円)が、昨日は 26,610円まで下落(▲57%安)。
フリース、ヒートテック、エアリズムといった、「違いが分かる」、「分かりやすい」機能の新規製品を打ち出せなくなってきているのが原因ではないでしょうか。
昨年秋に宣伝していた「ヒートテック素材のズボン」は履いてみると意外と暖かくない・・。
この値段を出せばウールのズボンを買えてしまうし、ウールの方がやはり暖かい・・。
となれば、消費者の心はつかめません。
一昨日の決算説明では、「暖冬に対応できていなかった」との会社説明でしたが、外部環境のせいだけではないように思います。
従来のユニクロのように、「これはいい」と消費者に思ってもらえる商品を開発し提供する、そうすれば、消費者は戻ってくると思います。
それが出来ないと、店舗展開にしても何にしても、戦線をあまりに急拡大してしまっただけに、苦戦が続くことになりそうです。