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段ボール古紙とかプラステイックなどの廃棄物は

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従来中国が輸入して処理していたが、中国政府は環境対策として輸入を絞り出した。その結果?

#段ボール古紙の場合
段ボールの原料となる古紙の価格が下落している。従来中国向けが最大の輸出先であったが環境保護などを名目にして輸入規制の強化に中国政府は動いている。地方政府としては良い財源でもあり地方対中央の争いとなっている、土地の捻出は地方政府としてはいくらでも出来るが、雇用の安定という点では地方政府としても是非とも引き受けたい事業だ。一方中央政府としては習指導部が中華思想を前面に打ち出しゴミ処理などはとんでもないという事情もありこの点で地方対中央の争いとなっている。更に米中貿易摩擦で中国景気の減速もあり日本からの段ボール古紙の対中輸出が激減し在庫は古紙問屋が保管できる量の限界に近づいている。中国政府は環境対策として昨年3月から輸入古紙に含まれる不純物の比率を1.5%から0.5%に厳しくした。中国政府が製紙各社に割り当てる輸入ライセンスも縮小しつつある。更に貿易摩擦で中国からの対米輸出が減少し、中国製品の梱包用段ボール需要が減り中国国内の製紙会社の減産で古紙需要は振るわない。段ボール古紙の価格下落は段ボール原紙の値下げ圧力となっている。古紙問屋はここ数ヶ月輸出を見合わせている。中国向けの価格のほか東南アジア向けも折り合わなかった模様だ。

#コンテナ船運賃
中国から米国に向かうコンテナ貨物の荷動きは貿易摩擦の影響もあり鈍化している。中国-米西海岸のスポット運賃は5月に11ヶ月ぶりの安値を付けた。アジア系の海運大手は6月中旬までに減便が数件発生したため繰り越しで運ばなければならない貨物が増えたと指摘する。今回の相場上昇の一因となった可能性もある。それほどコンテナ船運賃は低迷している。

#プラステイックごみ
毎日、日本で一日平均25,000トンのプラステイックごみがでるといわれている。2017年の推計によるとプラステイックごみ903万トンに対し86%=775万トンはリサイクル可能で残り14%は埋め立て、単純焼却されている。現状ではプラステイックごみの大半は焼却処理されている。このごみは社会に必要な素材ともいえる。そこでごみにならないようにプラステイックの使い方と処理の仕方を考える必要がある。本件は今年あたりからゴミ処理の方法など各国で議論が出てきているが使い方と処理の方法によっては大きな産業に発展する可能性もある。いずれにしてもプラステイックごみの話は最近出たばかりで先進各国がどのように処理してゆくのか、しばらく様子を見たい。 話は飛ぶが、絶対的権力を握ったとは言え習近平がゴミ処理場で苦戦している。中国のあちこちでゴミ処理場建設反対運動が起きている。地方政府はゴミの増大に対処すべく住宅の近隣にゴミ集積所、焼却施設を計画するがゴミ集積所はどんどんふくれあがり最終的に住宅街が犠牲となる。住宅取得に巨額のカネを払い、念願の住居を得た人はゴミ集積所反対運動に真剣に取り組んでいる。中国中あらゆる所で反対運動が起きているのは当然ともいえる。習指導部も一歩誤れば共産党政権の存続に待ったがかけられるので、慎重にならざるを得ない。

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