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研究者・技術者

メルケル首相の心境は 舞台は急速に暗転する。EUにどれだけ難民が押し寄せようと、メルケル首相はドイツが引き受けるといわんばかりの寛容さを見せていた。ノーベル平和賞は彼女に与えるべきだったというコメントがメディアに載った。

目 次 はじめに:ディーゼルエンジンは死んだ 第1章 VWの不正行為のリアル (1) 対米戦略が生んだVWのディーゼルエンジン検査不正 (2)VWの不正の代償、問われる経営の責任体制 第2章 VWの不正行為と欧州経済、そ

いかにも「あざとい」やり方であったという印象が強い。5年にわたって行われてきたTPP(環太平洋経済連携協定)交渉が10月5日、大筋合意されたことだ。TPPは、農業分野を含む高いレベルでの自由化、ルール形成の重視、知的財産

シカゴ穀物市場では9月に入って、米中西部コーンベルト地帯が収穫期を迎えた。3年連続の大豊作が確定的となる中、大豆が1ブッシェル=8ドル台後半、小麦が4ドル台後半、トウモロコシが3ドル台後半と、いずれも6年ぶりの安値圏にあ

メルケル首相は事態を読み違えたのでは 1ヶ月という時間が、これほどの違いを生み出すものか。このことをメルケル首相ほど身にしみて感じている人はいないのではないか。9月3日の夜、メルケル首相は、シリアなどからの難民の流入に抵

下落を続けていた鉄鉱石価格がようやく下げ止まったようだ。国際指標となるオーストラリア産のスポット価格は、2011年2月の1トン=187ドルをピークに続落基調を辿り、今年7月には1トン=48.5ドルと約6年半ぶりの安値を付

EUの移民・難民にかかわる次の記事を書き始めている時に、TVニュースが、10月10日、トルコの首都アンカラの中央駅近くで大きな爆発があり、多数の死傷者が出たことを報じていた。訪日の旅から戻ったばかりのエルドアン大統領は、

今回の国連総会は、世界が次第に多くの面で、復元不可能な荒廃する局面へと移行していることを思わせる問題を提起したようだ。国連は持続可能な世界の構想を提示しているが、現実は違った方向に進んで行きそうだ。その象徴的問題は、いう

片岡:  今月の右脳インタビューは森英介さんです。森さんは長年にわたって原発推進の立場で取り組んでこられましたが、本日はそうした視点からお話をお伺いしたいと思います。 森:  まず、私自身の背景からお話したいと思います。

はじめに  ニクソン・ショックを想起させた真夏の人民元ショック 第1章 人民「元」切り下げで炙り出される中国経済の構造問題 (1) ルイスの転換点 (2) 中国経済「新常態(New Real)」と国営企業 (3)Chin

果てしなく続く線路を着の身着のまま歩く人たち、誰かが動けば一瞬にして転覆しそうなボートに救命具もつけずに満載された人たち。まだ幼い子供の姿もある。 世界の人々の目がシリアや北アフリカからの移民の実態に目を奪われて いた時

中国景気の減速懸念と米国経済の底堅さという構図の中で、原油価格が揺れている。米原油指標であるWTI(ウェスト・テキサス・インターミディエート)は8月、中国人民元の切り下げを契機とした世界的な金融不安のなかで一時1バレル=

前回に紹介したマンガ(劇画)として描かれた17世紀の画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの話は、フィクション(虚構)ではあるが、かなりの程度、確認された史実に即している。その一部分だけ種明かしをすると、物語は戦争、悪疫、天災

2015/8/24 目 次 はじめに:映画「日本のいちばん長い日」 ・安倍晋三首相の‘戦後70年談話’ ・そして、いま国会では 1. 日本の‘戦後レジーム’と‘それからの脱却’ (1)日本の戦後レジーム ・‘戦後’を検証

「歴史認識」見直しの潮流  この数カ月、「歴史認識」という名の妖怪が世界を駆けめぐっている。これは、「従軍慰安婦」と名付けられた第2次世界大戦中の、帝国軍人相手の売春婦のうち、生き残った何人かに対し、彼女らが亡くなる前に

― 目次 ― はじめに  汝自身を知れ [資料] ギリシャへの金融支援を巡る交渉経過 1.ギリシャ財政破綻危機の実相とEU通貨「ユーロ」の宿命 (1)歴史的経過に見るギリシャ財政破綻のリアル (2)共通通貨「ユーロ」の宿

はじめに 一国のエネルギー戦略は、自国のエネルギー資源腑存量および国内市場によってある程度規定される。その好例がロシア連邦だ。膨大なエネルギー資源はロシアにとって最大の戦略物資である。BP統計(2015年)によると、20

- 裁判官の良心 - もう一人の巨星 さて前回までは、筆者の学生時代に斯界の第一人者として仰ぎ見ていた田中耕太郎先生と古畑種基先生の裁判との関わりを見てきたが、当時直接接したことのあるもう一人の偉大な先生に、同じく東京大

- 権威に跪く裁判所 - 証拠物の鑑定にまつわる疑惑  前回に紹介した弘前大学教授殺害事件の第一審に提出された鑑定書には、初めから多くの疑惑があったが、加えて一審での無罪判決が逆転有罪とされた控訴審において結局、有罪の決

  ― 目次 ― はじめに:Winds of change 1.日本経済の現状と企業経営 (1)日本企業はいま不況の中に咲く大輪 (2)Winds of change が舞う現実 2.日本企業はいまCorpor

― 冤罪事件に見る「裁判官の思考停止」- 前回は、2人の元裁判官による内部告発とも言うべき裁判実務に対する否定的評価を紹介しておいたが、この外にも同じく元裁判官で近年極めて精力的に現在の日本の裁判について次々と批判的考察

―裁判所は「円形監獄」、裁判官は「司法の囚われ人」- 戦後司法のDNA 前回述べたように、アメリカ占領軍の基地拡張反対のため立ち入り禁止の基地内に侵入した被告らの処罰が問題となった刑事事件で、日本政府による占領軍の駐留許

半世紀余を遡る「法の支配」の幻想 このシリーズでは前回までに、日本国憲法の基本的価値観を例として、一般国民の皆さんの法というものに対する思いこみと現実のギャップについて、簡単に指摘しておいた。 ところがつい最近、たまたま

「法」の前提としての普遍的価値 安倍内閣が唱える「価値観外交」の前提とされる「普遍的価値」として「自由、民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済」が我々市民にとって受け入れやすいのは、これが同時に現在の我が国が持っている