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金澤泰子 (金澤翔子の母)、書家

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片岡:    今月のインタビューは金澤泰子さんです。それでは翔子さんの書についてお伺いしながらインタビューをはじめたいと思います。

金澤:    翔子はテクニックがすごいというわけではありません。私も60年以上書をやっていますので、テクニックは私の方が、ずっとうまいと思いますが、感動してもらったことはないし、涙を流した方もいません。でも翔子には、「僕は死のうと思っていたが、翔子ちゃんの書を見て、もう一度やってみようと思いました」という手紙を戴きます。生きる力を与えるような書なんて…。私とは次元が違っていて、純度が高い魂を持っているとしかいいようがありません。翔子は人に喜んで欲しいとだけ思って生きている子で、本当に優しく、人の苦しみは絶対に見逃せません。その美しい心が、私たちには見えなくなってしまった世界、宇宙の摂理みたいなものとつながっています。一般社会には入れないでいた翔子はマイナスだけと思われるかもしれませんが、実は、マイナスだけでなく、そんな素敵な世界とつながっています。その世界ではすべてが調和していて、ですから障害者であっても誰でもいるだけで十分な存在なのだと思います。

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