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Brexit

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「先週1週間欧州にいました」と言うと、多くの人から聞かれるのが「Brexit はどうなりますか」との質問。

私の答えは「正直、分からない」というものなのですが、ひとつだけ言えることがあります。

それは、Brexit がどうなるかの情報は欧州にいたほうが圧倒的に多く入手できるということです。

もちろん日本の新聞も刻一刻と情報を伝えてくれますし、欧州の新聞を日本で読むこともできます。

私は聞きに行ったわけではありませんが、本日、東京・汐留で行われたイアン・ブレマー氏の講演では、「イギリスのEUからの離脱は6割の確率で無いと考えている」と氏が発言したとの話も伝わってきます。

ネットでは例えばBloomberg には Brexit Watch Indicators なるページがあって(こちら)、ここには、Today’s Brexit Likelihood Score とか Brexit Poll Tracker なる情報も記載されています。

このように日本にいても情報は結構集められるのですが、それでも1週間欧州にいて感じたのは圧倒的な情報量の差です。

卑近な例では、ホテルで寝る前にテレビのチャンネルをひねると、Brexit に関する情報がじゃんじゃんと飛び込んできます。

例えばある日のCNNでは英国の漁村を回って漁師の人たちに次から次へとインタビュー。

彼らの口から出てくる発言は一様に「イギリスはEUから出ていくべきだ」というもの。

EUのもとでは規制が厳しすぎて、彼らがやりたい漁業が出来ないというのが、その理由のようなのですが、こういった切迫感ある話は日本にいるとなかなか伝わってきません。

いずれにせよ、いよいよ本日23日、英国で国民投票が行われます。

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