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藤田一照

藤田一照

禅僧、曹洞宗国際センター所長

1954年、愛媛県生まれ。灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。33歳で渡米。以来17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で住持をつとめる。近隣の大学や瞑想センターでも禅の講義や坐禅指導を行う。2005年に帰国し、現在、神奈川県葉山を中心に坐禅の研究、指導にあたっている。2010年より曹洞宗国際センター所長。Starbucks、Facebook、Salesforceなど、アメリカの大手企業でも坐禅を指導する。

主な著書
『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』佼成出版社 2012年
『アップデートする仏教』藤田一照, 山下良道共著 幻冬舎新書 2013年
『禅の教室 坐禅でつかむ仏教の真髄 』 藤田一照, 伊藤比呂美共著 中公新書 2016年
『青虫は一度溶けて蝶になる』藤田一照、桜井肖典、小出遥子共著 春秋社 2017年

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片岡:  今月のインタビューは藤田一照さんです。本日は仏教についてお伺いしたいと思います。宜しくお願い致します。 藤田:  仏教は、もともと出世間(しゅっせけん)の教えとして始まったものですから、世間的価値観と対峙してい