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グローバル
働き方改革と「脱時間賃金」論争考 (改)
はじめに 「1 億総活躍社会」と「働き方改革」政策の沿革 「働き方」の定義 政府主導の「働き方改革」の議論が盛んであるが、これまでの政策当局や労働審議会の議論においては、その定義が必ずしも明確でない。立法政策を論ずるに
この夏 暴走する北朝鮮と国際社会の相克、そして「地経学」(Geoeconomics) の台頭
月例論考 N0.66(2017年10月号) 林川眞善 この夏 暴走する北朝鮮と国際社会の相克、そして 「地経学」(Geoeconomics) の台頭 はじめに: 北朝鮮
新たな態勢を構築すべし!(現下の情勢急変に如何に対応するか?)
1 初めに 急変する中国、北朝鮮、ロシアそして韓国の諸情勢に、我が国は充分に対応出来ているのだろうか? 特に北朝鮮の情勢については、安倍首相が強烈な危機感を抱いて、日本に火の粉が降りかからぬように必死な外交的努力を続けて
混迷する世界に克つGlobal企業の論理と、混迷を助長するTrump’s America リスク
はじめに:いま混迷する世界にあって Anti-globalization に克つ経営 周知の通り、多くの企業は戦後システムの下、グローバル化を通じて成長してきました。だが、そのシステムは、米国第一主義、反グローバル主義を
世界は今、ニューノーマルを探り始めた ― G20ハンブルグ・サミットと国際システムの今後
はじめに:二つの‘終わり’ 5月イタリアで行われたG7サミットが「1対6」の様相に、また7月ドイツで開かれたG20サミットでのそれは「1対19」の様相にあったと言われています。それが意味することは、トランプ米国を「1」と
いま顕在化する欧米の相克、そしてトランプ政治の行方
はじめに: われわれは ‘6対1’ の状況だった’ ― タオルミナ・サミットのリアル 5月26・27日、イタリア、タオルミナで行われたG7サミットは初参加のトランプ氏を巡る事前の懸念を実に鮮明とするものでした。タオルミナ
欧州の潮目を変えたフランス大統領選、そして世界は今
はじめに:いま、二元化症状の世界 ・回復進む世界経済 世界経済は、北朝鮮という地政学リスクや、後述、トランプ政治が誘引するトランプ・リスクに見舞われながらも、思いのほか順調な回復を辿ってきています。
Jacksonian Politics とトランプ大統領リスク
はじめに いま窮地の中のトランプ氏 就任100日というハネムーンの終わりを目前にして、なおトランプ政権への不信感は深まる状況にあります。これまでトランプ氏が大統領として執る行動様式に見る論理の欠如、それらが齎す結果として