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大塚正民

大塚正民

1936年  秋田県出身
1958年  司法試験合格
1959年  東京大学法学部卒業
1961年  弁護士登録
1967年  公認会計士登録
1989年  ニューヨーク州司法試験合格
1994年  アメリカ公認会計士(CPA)試験合格
1996年  外国法事務弁護士登録
2008年  法学博士(東京大学)
2010年  大塚正民 法律会計事務所 開設

著書
『現代アメリカ信託法』 大塚正民・樋口範雄(共著)有信堂高文社 2002年
『キャピタル・ゲイン課税制度 アメリカ連邦所得税制の歴史的展開』
大塚正民著 有斐閣学術センター 2007年
その他、日米において執筆論文多数   

前回(その2)では、内部告発奨励法としてのFederal False Claims Actがリンカーン大統領の時代に立法された古い法律であることを見ました。この法律の歴史的な歩みには興味深いものがあります。 1863年3

前回(その1)では、内部告発者法という場合、「内部告発奨励法」、「内部告発者保護法」および「内部告発義務法」の3種があり、アメリカの場合、歴史的に見ると、最初に立法されたのは「内部告発奨励法」で、次いで「内部告発者保護法

穂積陳重(注1)の「法窓夜話(注2)」に「竹内柳右衛門の新法、賭博を撲滅す」という題で次のような話が紹介されています。「伊予の西条領に賭博が大いに流行して、厳重なる禁令も何の効力を見なかったことがあった。時に竹内柳右衛門